Stillness Speaks

その3

解説『Stillness Speaks』その3

前回の記事

今回は第2章のBEYOND THE THINKING MINDについて。

いきなり「The human condition: lost in thought.」なんて書いてあり、 「一体どういうことだ」「意味が分からない」などと思ってしまいます。

そのまさに「一体どういうことだ」「意味が分からない」という思考に囚われたり操られ、 あなたや私は人生の大半を過ごしているというのが、今回のお話。

内容としてはニューアースのときと大体同じですが、 今回は本編を通して初心者向きに書いていきたい、などと企んでおります。

「思考=悪」ではない

他にも本章には、

  • 人は何と容易に「概念の牢獄」にハマってしまうのだろう。
  • 人は思考に駆り立てられ、物事を理解しようとしたりコントロールしようとしたり、 自分の意見や立場を「真実」だと信じたりするが、そんな「真実」なんて、 自分が勝手に解釈した全体のうちの一面に過ぎない。
  • 全てがStillnessのうちに一つであるのだが、思考によってバラバラにされている。 ドグマなんてその最もたるもの。

などと、思考に関する「悪いこと」が色々と書かれていて、 「目覚めとは、思考の夢からの目覚めである」なんてことも書かれています。

これらを読むと、「思考=悪」「思考=克服すべきもの」「思考を止めなきゃいけない」 と考えてしまう人がいるかもしれません(私だけか?)。

ただ、ニューアースの記事でも何度も書きましたが、 思考は思考に過ぎず、思考自体には善も悪もないということ。 ましてや思考が止まらないからといって悩む必要は、全くありません。

問題なのは、自分の頭の中の思考を自分と同一化すること、 つまり「思考に乗っ取られること」「思考に囚われること」であります。 (本当はそれすらも「問題」ではないのかも)

今の自分の思考

この辺の対策としてはニューアースと同じく、 「自分の無意識の思考パターンに気付く」「自分の思考を深刻に捉えない」 などと色々書かれていますが、 これらについても「ハイそうですか」といって簡単にできるものでもありません。

なのでまずは「自分は今、何を考えているか」を観察してみましょう。

今の私は「腹減った」「今日の晩御飯何にしよう」 「こんな感じの記事でいいかな」「この記事は受けるだろうか」 などと考えています。

「こんな感じの記事でいいかな」「この記事は受けるだろうか」なんてのは、 実のところ「将来に対する不安」みたいなものが含まれているのですが、

こうやって今の自分の思考を観察、もしくは今の自分が何を考えているか気付くことにより、 理由はよくわからないけど、そういう不安の感情が軽減されるのです。

これは不安に限ったことでなく、一事が万事この調子で、

怒っている場合は「今『あんな奴消えてしまえ』と考えているな」、 悲しんでいる場合は「今『もうあの人と二度と会えない、どうすればいいんだ』と考えているな」 悩んでいる場合は「今『あれがああなったらどうしよう』と悩んでいるな」

とかやれば良いわけです。

※面倒な人は、まずは感情の波が激しいときにやればいい。 あと「この思考や感情はネガティブなのでいけない!ポジポジな思考に正さなきゃ」はNG。 全てに良いも悪いも無いし、どうこうせずにただ気付いて観察するだけ、これだけで充分。

この辺の原理について本章では「気付いた瞬間、私は純粋な意識そのものになる」等、 小難しいことがゴチャゴチャ書かれていますが、 正直な所、私には「純粋な意識」と言われてもよく分かりません。

やれ意識が云々と御大層なこと言わず、 「自分を客観視するだけで、何か知らないけど、思考やそれに伴う感情が軽減する」 「自分を客観視すると、頭の中の思考の影響を受けにくくなる」 くらいで良いと思うのですが、その辺の表現方法は人それぞれなのでしょう、多分。

最後に、前回「Stillnessは思考を超えているので、思考では分からない」と書きましたが、 分かりやすくいえばStillnessと思考は「次元が違う」ということであり、

二次元の世界から三次元を観察したり三次元から四次元を発見できないのと同じで、 頭の中の思考に対するStillnessもそういうものなのでしょうが、これも表現方法の違いですな。

しかし、Stillnessなんていう、 五感や思考で認識できないものについてグチャグチャ書いてありがたがるだなんて、 まるで宗教だなと思うのですが、

金や「常識」と呼ばれるものや、 さらには社会の同調圧力的雰囲気も同様かそれ以上なので、 人間はそういうものをありがたがるようにできているのでしょう。

以上、今回はここまで。次回は2章の後編。

次回に続く>>

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