Stillness Speaks

その5

解説『Stillness Speaks』その5

前回の記事

今回は3章のThe Egoic Selfについて。

この3章から5章あたりまでは、 書いてある内容がまんまニューアースなのですが、 著者が同じなので仕方ないね。

ただ、本書の方がニューアース読むよりも簡潔かつストレートに入ってくるので、 今となっては本書の方が良いかなと思うのですが、

そう思えるのはニューアースを何度も読み込んだからで、 何の準備もなしにいきなり本書を読んだら「何やこれは!訳が分からんぞ!」 と即ゴミ箱行きになっただろうから、正直何ともいえません。

頭でこさえた「インチキの私」

そんなわけで3章『The Egoic Self』について書いてまいります。

まずエゴの定義として、本章では

When each thought absorbs your attention completely, it means you identify with the voice in your head. Thought then becomes invested with a sense of self. This is the ego, a mind-made ”me.” (ヘボ訳:色んな思考があなたの注意を完全に吸収したとき、あなたは頭の中の声とあなたを同一化したことになる。 そして思考は「私」という意識を帯びたものとなる。これがエゴ、頭で作り上げた「私」である)

と書かれていますが、 この辺については以前書いたニューアースの解説を読んでもらった方が分かりやすいと思います。

解説『ニューアース』2017 第2章

しかし自分で言うのも何ですが、よくこんな解説書けたな、これ本当に俺が書いたの? などと読み返してみて思います。

当サイトにはそういう「何かに憑かれた状態」というか 「無私、無我の境地」か何かで書かれた記事が散見され、自分で読み返してみて

「俺はこんなの書いた覚え無い!もしかして…ハックされて書き換えられた!? やだ恐い…やめてください…キャプテンアメリカ!!」

などと思うのですが、 こんな下らないサイトわざわざハッキングする物好きなんていないから、 おそらく私が書いたのでしょう。

そんな戯言は置いといて、普段私たちが考えている「私」というのは、 十中八九「頭の中でこさえたインチキの私」であり、その「インチキの私(≒エゴの構造)」は 人間の成長過程で構築されていくというのはニューアースや本章に書かれている通り。

そして、頭ででっち上げた「インチキの私(ego, me and my story)」は非常に脆いため、 また幻(イリュージョン)だと見破られないために自己を強化する必要があり、 常に強化の為ののネタおよびエサを求め、本章の内容に沿うと以下のようなことをやらかすわけです。

  • 私と頭の中の言葉(思考)とを同一化し、不完全で不安定な「私の感覚」を作り上げる。 人生における動機や行動原理の大半は、この感覚に基づく恐れや欲求によるもの。
  • 今を「もっともっと」という目的に対する手段として貶める。 いざ目的を達成しても決して満足しないし、たとえ満足してもほんの一瞬。
  • 「インチキの私」は、あらゆる全てのことに関して「被害者」を演じる。 被害者になれば「オレは正しく向こうは間違っている」と主張でき、もっと強化できる。
  • 他人との比較。優れていると感じられれば優越感で強化できるし、 劣っていると感じれば妬みなどにより強化できる。
  • 対立、反抗、排除、紛争… もっともっと「インチキの私」を強化して「分離」を実感することができる。

こうやって抜粋して並べてみると、とても正気の沙汰とは思えない印象を受けるのですが、 あなたや私が「普段」やっていること、しかも「普通」だと思っている所業こそが、 これらの「気違い沙汰」なわけで、

Your unhappiness ultimately arises not from the circumstances of your life but from the conditioning of your mind. (あなたの不幸は、究極的にはあなたの人生の状況からではなく、 あなたの頭の中の条件付け(思考)から生じている)

という文言についても、少しは納得できるのではないでしょうか。

ただ、別に気違い沙汰でもええやんか、インチキでもええやんか、 それらもただの構造、殆どの人間が自覚していない構造ではあるけど、 それ自体に良いも悪いもなく、「構造は構造」というのが現在の私のスタンスです。

ニューアースや本書とかを読んだら 「絶対エゴ滅ぼすマン」にならなきゃいけないと思う人は多いでしょうが、 エゴやマインド滅ぼすマンに変身しても無駄である、 ゼットンと戦ったウルトラマンみたいになると申し上げておきます。

気付き、今、放置

ではどうすれば良いのかというと、本章にある対策としては「気付き」と「今」。

気付きについては「エゴなんてのは手品のタネみたいなもので、タネが分かればどうってことなくなる」 とニューアースの記事で書いた通りで、本章にも

When you recognize that there is a voice in your head that pretends to be you and never stops speaking, you are awakening out of your unconscious identification with the stream of thinking. When you notice that voice, you realize that who you are is not the voice - the thinker - but the one who is aware of it. (ヘボ訳:「俺のフリをしようとする、決して止まらない声が頭の中にある」とあなたが気付いたとき、 あなたはこの声、つまり思考ではなく思考に気付いた者となる)

と書かれているので、まずは頭の中の声に気付きましょう。 (「気付け」というだけで、「止めろ」とか「ぶっ殺せ」とは書いてないことに注意)

「今」については、エゴは過去や未来にこだわるので「今に集中しろ」ということで、

By giving your full attention to this moment, an intelligence far greater than the egoic mind enters your life. (ヘボ訳:この瞬間に全ての注意を向けることで、 エゴ的思考を超えた知性があなたの人生にやってくる)

なんて書かれていますが、あまり気張ってやらない方が良いです。

私もニューアースとかPOWER OF NOWとか読み始めた頃は、 「今!今!今〜〜〜!!」と気張っていましたが全然今に集中なんてできませんでした。

それよりも、「ああ、人生何が起きようが何を考えようが、どう転んでも『今』しかないんだな」 ということに気付き、そんな感じで適当に注意や意識を移行させれば、 別に気張らずとも「今に集中」なんてできるようになります。 (あくまで私のケースだが)

まぁ、ここまで「気付き気付き」「今今」なんて書きましたが、 そこまで躍起になってやる必要もなく、 気づけないなら気づけない、今に集中できないなら集中できないなりに 「そういうものなんだ」と放っておけば、状況を放置しておけばおkです。

以上、今回はここまで。

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