Stillness Speaks

その6

解説『Stillness Speaks』その6

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今回は4章のThe NOWについて。

この4章についても、ニューアースと同じことが書かれているのですが、 私としてはニューアースよりも本章の方が「今」についてシンプルかつ分かりやすく書かれているな、 という印象を受けます。

ただ、そう思えるのは私がニューアースを何度も読み込んだからで、 何の準備もなしにいきなり本書を読んだら「何やこれは!訳が分からんぞ!」 と即ゴミ箱行きになっただろうから、何が分かりやすいかは人それぞれでしょう。 (前回と書いていることが同じじゃないか)

人生はいつも「今」

まずは「今」というものについて。

  • 「この瞬間」というものは、表面上では何千、何万とある瞬間のうちの一つのように感じられ、 私の人生も何千、何万という瞬間から成り立っているように思われる。
  • だが、今までの人生で「この瞬間」でなかったときなどあっただろうか?
  • この「今」こそが、決して逃げることのできない、私の人生のたった一つの要素であり、 何が起ころうと、どんな変化が私の人生に起きようと、確かなのは「今」起きるということだ。
  • どうせ逃げられないのだから、この「今」を友人として迎い入れてはいかが?
  • 「この瞬間」を友としたとき、私はどこへいてもどんな状態でも安らげるし、 「今」安らげないならば、どこへ行っても安らぐことはできない。

以上のような内容となっており、「今と和解せよ」などと、 どっかの宗教団体の立て看板みたいなことが書かれています。

ただ、今というのは「今起きていること」ではない、 「今起きていることや考えていること」は今ではなく「今の中身」だということ。

つまり、

今≠自分の思考や感情、自分が見聞きしているもの、自分が体験している出来事

であり、「今」とはそういう中身が起きている、中身を内包している「空間」「場」 みたいなものだと本書およびニューアースには書かれているのですが、 あんまりピンとこないと思います。

そういう場合は、「そういった中身の背後にあるもの」「そういった中身を生み出す源」 「移り変わるエネルギーの”存在”」とか考えれば、何か分かったような気になりますが、 こんなの頭で考えても分からないので分からないまま放っておいてOKです。

それはともかく、 本章では「今と友になれ」「今に集中せよ」とか書いてあるのですが、 これも言われて簡単にできれば苦労はしません。

「今!今!今!」と気張っても無駄なのは前回書いた通りです。

ただ、「人生はいつも今」「今からは絶対に逃れられない」という記述は、 哲学的といえば哲学的だし、屁理屈といえばそうだろうけども、

この記述について、何かよく分からないけど納得、実感できれば、 別に気張らずとも結構楽に「今に集中」とか「今に在る」ができるようになるというのが、 私個人の経験ですし、

The present moment is as it is. Always. Can you let it be?

とある通り、友人にできないならせめて放っておきましょう。

気付くだけ

ただ「放っておけ」というのも、 簡単そうに聞こえるけどハイそうですかと簡単にできるものではないかもしれません。

そういう場合は、やっぱり本書やニューアースに書いてある通り、 今を障害とみなしたり目的達成の手段としていることに「気付く」、 これに尽きると思います。

ここで「気付く」について勘違いしている人が多いので言わせてもらうと、

「気付く」とは「あ、俺は今から背を向けているな。将来のための手段としているな」 と本当に気付くだけで、それ以外は何もしなくて良いということです。

「この考えはいけない」「この態度や考えを改めなきゃ」とすら思わなくて良い、 むしろ「改めなきゃ」などと思うとドツボにハマるので 「本当に何もするな、ただ気付け」ということであります。

丁度、川の流れに逆らわず流れに任せる感じで、「これはいけない。改めなきゃ」と考えた途端、 流れに逆らってもがいている状態だと思っていただければよろしい。

この点、「流れに逆らわず流れに乗りなさい。 流れに逆らってもがいたり上流に向かって漕いでも、上流にあなたの望むものは何もない」 という引き寄せ青本の比喩は秀逸な例えだと思うのですが、

「流れに乗って下っていけば望むこと全てが叶います」などという余計な文言に続いており、 この余計な一文のせいでエゴが暴れる、 この比喩でいうと上流に向かうことを仕向けているように私は思えてなりません。 (「望むこと」なんて十中八九エゴが考え出したものだから)

それはともかく、気付くの他にも「感情、感覚の直接体験」というものがあり、 長くなるので詳しくは書かないけど、 これは頭でストーリーを語るのを止めて今の感情や感覚を直接感じるというもので、 そこそこ効果あります。

最後に、本章の最後に載っている文章は良いので、 原文をそのまま載せておきます。

I am not my thoughts, emotions, sense perceptions, and experiences. I am not the content of my life. I am Life. I am the space in which all things happen. I am consciousness. I am the Now. I Am.

以上、今回はここまで。

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