第7章 Nature

前回の記事:第6章 ACCEPTANCE & SURRENDER

今回は7章のNatureについて。

「自然を通してStillnessに気付きましょう」みたいなことが書かれていて、 アニミズムが浸透している日本人からしたら、 何か「西洋人が書いた寿司のレシピ」みたいな胡散臭さが漂っている章となっております。

まぁ、西洋人なんて自然を敵とみなして破壊しまくったり 自然と共生していた先住民を殺しまくってきたから、 その反動で自然礼賛な本章みたいなのや環境保護団体みたいなのが出てきて、 カウンターカルチャーとしてウケてきたのでしょう。

草花をみる

そんなケンカを売るような前書きは置いといて、 まずは「草花をみる」について。

Notice how present a flower is, how surrendered to life.

と本章にもありますが、その辺にある花をただ眺めているだけでも、 その花がいかに「今に在る」か、生命というものに対して「お手上げ」状態でいるか、 結構気付けるものなので、興味ある人はやってみればよろしい。

もし雑念が湧いてきた、 例えばチューリップを眺めているときに「これはチューリップだ」とか、 「チューリップの歌」とか「チューリップバブル」のことが頭に浮かんできても、 ただ浮かんでくるままにしておけばOKです。

そうやって眺めていると、本章に書かれている小難しい内容が実感として分かってくるし、 日本的な言い方をすれば「花の神様が五感を通して語りかけてくる」みたいな感じになるのですが、 ならなければならないでそれも良いです。別になったからといって金になるわけじゃないし。

あと、飼っている犬やネコとかでも良いのですが奴らはチョロチョロ動くので、 やっぱりStillnessを感じるには花や草や木、あと小石とかの方が感じやすいです。

呼吸も自然

お次は呼吸について。

「自然」と聞くと、草木や動物のことだけを連想しがちですが、 この記事を読んでいるそこのあなたや私も紛れもなく自然の一部であり、

The air you breathe is nature, as is the breathing process itself.

とあるように、呼吸のプロセスや吸っている空気も自然であるわけです。

だから何だという話ですが、本章には

などと色々書かれております。

ただ、前半の「草花を眺める」のと同じく、 こんなの文章を読んで頭に入れようとしても何の役にも立たず、 実際に呼吸に意識を向けれてみればよろしい、

以前書いたように、自分の呼吸を10まで数える「数息観」でもやってみれば、 普段いかに自分が思考に取り込まれているか気付けるというものです。

※以前書いた記事:解説『ニューアース』2017 追記2

本章の内容を読んで分かったつもりになるのは、 その後からでも充分だと私は思うのですが、いかがでしょうか。

以上、当解説記事を書くのが段々面倒になってきたけど、 本の内容を読んでばかりでなく実践をすることが大事だということで、今回はここまで。

第8章 RELATIONSHIPSに続く。

生きる上で大変ためになる記事一例

引き寄せに関する大変素晴らしい記事一例

...