苦しみの炎がエゴを浄化する

苦しみ=悪ではなく気付きのチャンス

解説『ニューアース』 その4 後編

前回の続き

何度も何度も気付きを重ねていくと、 「在る」状態で行動できるようになります。

「在る」状態で行動できるようになると、自分の行なっていること、 例えそれが鼻をかむようなちょっとした行動でも、 自分のしていることと一つになる、 自分の行動に意識が注げるようになります。

これは9章の問答の中にも出てくるのですが、 「意識を伴った行動」こそが”成功”と定義されるものであり、 エイブラハムやA.パテントが述べている 「辛い旅路にハッピーエンドはありえない」「手段=目的」 というやつです。

要するに、今やっていることが楽しくなければ、 今やっていることに何らかのエキサイトメントがなければ、 楽しい結果や成果は得られないということです。

ネガティブになる理由

P.124からは内容が少し変わります。 ネガティブはあなたにとって、百害あって一利無しなのに、 人は何でネガティブになるか、ということです。

それは、あなたの中にネガティブな状態を望む何ものかが存在し、 ネガティブな状態に喜びを感じたり、欲しいものが手に入ると 信じているからです。

そして、今まで通りに、無意識にネガティブになるのではなく、 ネガティブな状態を望む何か(エゴ)、 ネガティブな状態になれば望みが叶うと信じている何か(エゴ) が存在していることに気付けば、その何か(エゴ)は縮んでいくのです。

それは「〜ができたら」とか「明日からやろう」というものではなく 「今、この瞬間」始めるのです!! たった今から、自分の内面の状態に責任を持ちましょう。 これがいわゆる「努力」というやつです。

特に、P.127に載っている、以下の思考パターンは、 メモや紙切れに書き写して持ち歩きましょう。

そして、こういうパターンを考えていたら、すぐ気付くようにしましょう。 引き寄せとかが上手くいかないのは、このようなパターンが あなたの奥底にベッタリ貼りついているからです。

  • 私が安らぎを得るには(幸せになるには、満たされるには等)、 あることが起こる必要がある。 それが起こっていないのが不満だ。 不満に思っていれば、そのうちそれが起こるかもしれない。
  • 過去に起こってはならないことが起こった。それを私は恨んでいる。 あれが起こらなかったら、私は今安らかな気持ちでいられたのに。
  • 今起こってはならないことが起こっている。 そのせいで私は安らかな気持ちでいられない。
  • あなたはあれこれをするべきだ。そうすれば私は安らかな気持ちでいられる。 それをあなたがしないから私は恨んでいる。 恨んでいれば、あなたはそれをするかもしれない。
  • 過去にあなたのしたこと、言ったこと、 あるいはしなかったことのせいで、今私は安らかな気持ちでいられない。
  • 今あなたがあることをしようとしないために、 私は安らかな気持ちでいられない。

苦しみがエゴを浄化する

まぁこんな感じで、自分自身のネガティブ性と対峙していけば 段々とネガティブの素であるエゴが縮んでいくのですが、 「ネガティブになんてなってはいけない!」 「私は苦しむべきでない!」 なんて考えると、ますます苦しむことになります。

何とも皮肉な話ですが、エゴによって偽の自分をつくりあげ、 苦しんで苦しんで苦しみ抜けば、 「もう苦しみは充分だ!」となり、そこから変化が始まります。 (私なんてエゴが強くて東大行って、散々苦しんだからよく実感できる)

苦しみの少ない人(特に若い人)は、苦しむことを恐れずに、 「もう充分」となるまで、ジャンジャン苦しみましょう。

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