自分を変える教室

第4章

解説『スタンフォードの自分を変える教室』第4章

前回の記事

今回は第4章。 ページ数としては長いですが、飛ばせる箇所を飛ばしたらそんなに長くないです。

本章の主なテーマは

  • 何か「良い」ことすると「悪い」ことをしたくなるMoral Licensingについて。
  • やる前に準備や計画立案で満足して結局やらない。
  • 「良い」言葉に騙されて目標を失うHalo Effectについて。

の3点となっており、ページ順に書いてまいります。

Moral Licensing

まずはこれ。

Self-licensingやmoral credentialsなど色んな呼び方があるみたいですが、 定義としては「人が相反する欲求を持つとき、良いことをした後はその反対の悪いことをしたくなる」 「人は目標に向かって前進すると、逆に目標から遠ざかるような行動をしたくなる」ということで、

仕事が終わった後に気が緩み「少しくらいいいだろう。だって良いことをしたんだから」という思いになり、 家族サービスを放ってハシゴ酒したり風俗に行くなんていうのが良い例です。

何でこんなことになるかというと、 「やるorやらない」の意志力を「正しいor間違い」の道徳上の問題と捉えるからこんなことになるのが 大きな理由で、

言い換えれば、人が「人間の欲求」と「けものの欲求」を同時に持つとき(これが一般人の一般の状態でもある)、 「人間の自分=善」、「けものの自分=悪」なんて決めつけると、このような事態に陥るのだということ。

なので対策としては

  • 目標や意志力と「善悪」の道徳的観念は区別すること。
  • やることやった時「よくやった!」と自分をほめ、 誘惑に負けたりやることを先延ばしにした時「俺は駄目な奴だ」と思っていないか、観察する。
  • 「良い」ことをしたら今度は「悪い」ことを少しはやってもかまわない、 だって良いことしたんだからと思ってしまうことはないか、観察する

とかいって、「自分の内面を観察して気付け」とニューアース的なことが書かれています。

これもう(科学なのか)分かんねえな。お前どう?

この「良いことした後は多少は悪いことしてもおk」みたいな人間の習性は 分からなくもないのですが、心理学者の方々はいくら飯の種になるとはいえ、 いちいちそういう習性に対してラベルを貼り付けて、 生きていく上での障害を増やすことはないんじゃないかというのが私の正直な思いです。

もう1つ正直に言うと、この4章、P.126〜P.136の内容とP.137〜Halo Effectまでの内容が重複していたり 要点が散らばっていたりと、文章構成が酷くとても読めたものではないので、 初めて読まれる方は苦労すると思います。

東大文学部をそこそこの成績で卒業した人間が 「酷い文章構成」と言うくらいだからお覚悟を。

まぁP.126〜P.136はナナメ読みだけで問題なく、 これで幾分は読みやすくなるのですが…

準備だけで満足してやらない

気を取り直してお次はこれ。

これはサラリーマンよりも受験生向けの話題で、 かつての私にも該当した内容。

P.140の「やることリスト」なんて、モロに現役受験生の時の姿で、

勉強計画を立てたらそれで満足。 →目標に向かって「前進した」かのような錯覚を起こすから勉強せずとも満足する。 →実際には全く勉強しない。

という黄金パターンで下らない毎日を過ごしていたことを思い出し、 悶絶してしまいます。

かつての私に限らず、 人間には「進歩した、前進した」なんて感じるとサボりたい衝動が湧いてくるので、 進歩した前進したと思えたとき、「なぜ」できたかを考えると、 サボろうとは思わなくなるとのことです(本当かよ)。

P.144の「サラダを見るとジャンクフードが食べたくなる」の例も同じで

目標にふさわしい行動をとる「機会」が訪れる。 →その「機会」だけで、実際に目標を達成したかのような満足感を覚える。 →そして、目先の利益や欲望に飛びつく。

参考書や問題集を揃えて計画立ててもやらない受験生、 ダイエット用のサプリやトレーニング器具を買っただけで満足するオッサンオバサン連中など、 みんなこれです。

なぜこうなるのかというと「機会が訪れた=いつでもできる」であり、 「明日がある」「あとで取り返せる」「明日ならもっとできる」 などと考えるからであります。(意識的にも無意識的にも)

「明日」なんてものはない! 今日やらないなら明日もずっとやらない! 「明日ならもっとできる」は今日やった人間の台詞!

私は受験の時にこれに気付けたので非常にラッキーだったのですが、 気付けないまま一生を終える人間の方が世の中多いのではないでしょうか。

この記事を読んでいるということは丁度良い機会なので、 この事実に気付いて何とかしましょう。

ちなみに本章には「やる」だけでなく「やらない」についても、 「今日誘惑に引っかかったなら、明日も同じように引っかかる、その次もずっと同じように…」 と書かれております。

Halo Effect

最後はこれ。先入観による認知バイアスについて。

「ヘルシー」「天然」「フェアトレード」「オーガニック」「チャリティー」「無添加」… 良さそうなキーワードが付いていると「まあいいか、良いものだし、俺は良いことやってるんだ」 になるというのは本書に書かれている通りで、 身近な例だと「無添く○寿司」や「オーガニックビール」「ナチュラルタバコ」のアメスピが当てはまります。

そういえば、私は2001年頃からアメスピのメンソールを吸っていました。 (他銘柄も色々吸っていたけど、 当サイト立ち上げ時には結局アメスピに戻っていて最終的にアメスピだけになっていた)

2001年頃は質の良い葉がいっぱい詰まっていてメンソールも砂みたいなので良かったのですが、 ソフトパックからボックスになった、 葉っぱの詰めが緩くなった、 メンソールが砂ではなく変な味に変わった、 巻紙に化学物質が添加されて燃焼速度が速くなった (昔は1本で8分以上吸えていたのに6分切るようになった)等、 段々と改悪されていき、肝心の葉っぱの質も落ちていきました。

私がタバコやめた最大の原因はアメスピメンソールの改悪に次ぐ改悪だったと今では思うのですが、 本書とは関係ないのでこの辺にしておきます。

あとは「エコ活動」が「罪人の免罪符」になっているというのも本書に書かれている通りだし、 何を隠そう、この記事の上の方に書かれている

「東大文学部をそこそこの成績で卒業した人間が 『酷い文章構成』と言うくらいだからお覚悟を」

という文章も、他ならぬ読者にハロー効果を与えるものとなっております。

以上、ハロー効果についての事例を挙げればいくらでも挙げられてキリがないのですが、 解決策としては「自分の内面を観察し、何を基準に判断しているか、 何を基準に思考や感情が動いているかに気付け」 ということみたいです。

これじゃあニューアースと変わらないじゃん。

「何が自分にとって一番大切か」ということについて知りたいなら、 ニューアース7章を読みましょう。

参考記事:解説『ニューアース』2017 第7章

以上、あまり面白くない4章は終わりで、次はそこそこ面白い5章。

次回に続く>>

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