第7章:「理想の自分」など存在しない

前回の記事:第6章後編:自分を責めても無駄

今回は第7章で、 冒頭には所謂「朝三暮四」の実験について書かれ、 72%V.S.19%でチンパンジーが人間に勝った!なんて書かれております。

今回は「なぜ人間は遠くの金銀財宝よりも近くの小銭を拾ってしまうのか」、 そしてそれに対する対策について。

でもこういうのって、刹那的に生きているアメリカ人(偏見)に当てはまるものであり、 日本人は結構我慢強いので、あまり参考にならない気がします。

まぁ日本人でも堪え性の無いのがいるけど、そういうのは大抵が貧困層(偏見)で、 貧困層はこんな本読まないし読んでも理解できないでしょう。

原始の習性と限定合理性

なんでこんなことになるのかというと、 「今すぐに手に入れないと気がすまない」のが人間の本能であり、

それはドーパミンで生き延びていた原始時代には 目の前の食料を確保するだけで充分生きていけたからで、 その習性が今でも残っているということのようです。

さらに、人間の合理性は、頭の中ではいくらでも合理的に考えられるのだけど、 いざ誘惑を目の当たりにすると途端に視野が狭まり逃すまいとする 「限定合理性」であるから、チンパンジーに負けてしまうとのことです。

この辺および「割引価値」の話を読んだりしたのですが、 どうも私にはピンとこないし、 やっぱり日本でこの状態にあるのは底辺層がメインではないかと思うのでした。

※割引(現在)価値:将来もらえるお金を今もらったら何円になるかを示す価値。 例えば年利α(小数)で2年後にX円もらえるとすると、その割引価値はX/(1+α)^2円、 3年後にY円ならばY/(1+α)^3円。

それはともかく、こういうチンパンジーにも劣る人間が どういう風に欲望を制御すれば良いのかというと、以下の通り。

と、ここまで書いて思い出しましたが、私もかつては底辺で、 底辺なりに考えて誘惑に打ち勝つ対策をしたから、東大に入ることができたのでしょう。

来たるべき「理想の自分」など存在しない

P.255からは「あなた2.0」というものについて書いてあり、 内容は4章のP.149と同じで「少し未来の理想的な自分」ということです。

人間、殊に中高生のような若い人間は 「近い将来、自分は今の自分とはうって変わって優秀になり、 受験も大学生活も就活も仕事もバリバリこなせるようになるんだ」 などと下らないことを考えてしまいがちです。

当然、そのような「理想の自分」など来るはずもなく、 ある時点で「来たるべき優秀な自分など存在しない!ずっと”今”」という真実に気付くのですが、 気付かずにそのままズルズルと一生を過ごす人もいます。

一生ドリーマーで過ごすなんてそれはそれで結構なことかもしれないし、 実際、将来それなりに優秀な自分になることも可能ですが、

そうなるには自分のフレーム(枠組み)、 思考や行動の枠を超えるなどしてはじめてなれるものだし、 そういうのは後で気付いて変わったなと実感できるものです。

※変わる方法は当サイトに山ほど載せている。

ともかく、「将来の理想の自分」などと下らないことを考えている人には、 「将来の自分とのつながり強化せよ」と本章には書かれており、対策として

と色々書かれていますが、やっぱり「新しい地はユートピアではない」と同じく、 「将来の自分は今の延長」と気付くことが一番だと私は思います。

意志力は伝染るに続く。

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