給与とやりがいの真実:「やりがい」を数値化してみた

以前「やりがい、心の報酬なんてクソ食らえ」 という記事を書き、これが意外と好評だったため、 調子に乗って続きみたいなのを書きます。

私がブラック企業にいた時、二言目には 「この会社は給与は少ないけどやりがいあるから」 などとふざけたことを言われておりました。

当時ピュアだった私は、そのやりがいとやらを必死に探したのですが、 結局見つからずじまいで終わりました。

この、自称イケてるブラック企業経営者や、 労働コンサルが二言目には口にする「やりがい」についてですが、 あらためて「やりがい」とは何なのか考えてみました。

私の過去を思い出してみて「これがやりがいなのかなあ」と 思えた事例は、以下の四点。

客や上司から褒められたとき

阿保な経営者やコンサル連中の考えている「やりがい」は大体これ。

「給料少なくても褒められるからやりがいあるだろ」みたいに、 金払わず口で済ます場合が非常に多い。

そのクセ、褒めるよりパワハラの割合の方が多いとは、 一体何なんだよと思ってしまいます。

洗脳が上手くいったためか、これがやりがいという労働者も何故か多い。

しかし今の私にとって、 「他者承認欲求を満たせばハッピー」という価値観は無きに等しく、 怒られるよりはマシというくらいで、 褒められたからといってこの世の天国だとは思えません。

逆に、評価Aだったのに昇給が2000円だったブラック企業時代には 「口だけかよこのクソども!!!お前らみんなくたばれよ!!」 と激怒し、ますます仕事をサボるようになったのでした。

仕事が沢山あるとき

決算期などで仕事が山盛りのとき、 あまりに忙しくて、何だか人生が充実しているように 感じていたことがありました。

ただこれは、意識が行動に集中して 余計なことを考えない状態になっていただけで、 いかに私が普段いらんことを考えていたかを証明するだけの話でした。

あるいは、極限まで呼吸を止めた後の開放感というか、 「苦しくて辛い今」から解放された時の、束の間の充足感みたいなものでした。

これは私に限ったことだと思っていたのですが、 銀行などの忙しい職場では、こういう人も結構多いようです。 みなさん「いや〜仕事が忙しくて・・・」なんて、 生気の無いイッた目でニコニコしていらっしゃいます。

そこそこの給料をもらっているとき

仕事に対してやりがいなんて微塵も感じられなかった私ですが、 転職(再就職か)して月収が50万円超えて初めて、 仕事に対して少々のやる気や責任感というものが出てきました。

「ああ、これがやりがいってやつなのかなあ」と、今では 実感できるようになりました。

逆に言うと私の場合、月収50万円くらいにならないと、 仕事に対してやりがいや良い印象を持てなかったということです。

つまり、「やりがい」を金額にすると50万円ということです。

今のところ、良い:悪い=6:4といった感じで、 「まあ会社勤めも良いかな」といった雰囲気になっており、 会社勤めを続けております。

2ちゃんの書き込みにあった 「年収3000万円ならコンビニバイトでもやりがいのある仕事」 というのは、至言だと思います。

新しい経験や気付きを得たとき

お金と同等か、それ以上のやりがいがあるとすれば、 日々の仕事の中で、新しい経験や気付きを得たときでは ないでしょうか。

この2年半あまりで、大きく進化したとはいえ、 いまだに私の中には「〜しなければならない」という「縛り」、 自分自身や他人を縛る思い込みが存在しております。

思えば「金を稼ぐには会社勤めしなければならない」という縛りが 以前私の中に残っているために、会社勤めなんてしているのでしょう。

他にも仕事をサボっている奴に腹を立てたり、 仕事をサボっている自分に罪悪感を感じたりするのならば、 「仕事はサボらずマジメにやらなければならない」 という縛りがあることになりますし、 仕事で失敗したり仕事ができない奴に腹を立てるのならば、 「仕事ができなければ生きている価値は無い」 という縛りがあることになります。

こういった「縛り」に気付くには、職場はうってつけの場所だと 私は思うわけですが、私だけかもしれません。

結論

以上、好き勝手述べてきましたが、結論といたしましては…

こんな感じです。

労働を美徳とされている方は、ご勝手になさればよろしいですが、 そうでない殆どの方は、一度自分の境遇と自分の価値観について、 真剣に考えた方が良いように思われます。


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