ニートから1年で東大合格した私の現代文の勉強法

ここでは、国語の勉強法について語っていきます。

ただ、国語は私のメインウェポンであり、 特に現代文はほぼ無勉で東大入試に突入したため、 できない人の気持ちというのがあまり分からないのですが、 どうすれば成績が上がるのかは分かるので、その辺を書いていきます。

国語の勉強法:現代文編

私は現代文の勉強を殆どしませんでした。

幼稚園の頃から暇さえあれば本を読んでいたため、 かどうかは分かりませんが、小中高と現代文では苦労したことなかったので 「東大受験といっても、勉強する必要なんてないだろう」と考えていました。 (そんな心がけだったのでセンター本番の小説問題が0点だったのだが)

なので、赤本の過去問と、Z会東大コースの問題しかやっていません。

赤本とZ会東大コースも、試験本番の小難しい文章に馴れるためというか、 高校時代はエ口本や受験勉強のノウハウ本ばかり読んでいたので、 読解力が相当落ちていたことへのリハビリ感覚で勉強していましたから、 終始気楽な気分で勉強しておりました。

出口ナントカの問題集もやってみたのですが、肌に合わないのでやめました。

現代文を解く上で気を付けることといえば、

  1. 「どういうことなの…」と問題文にあれば「〜ということ」と解答し、 「理由を書け」「なぜか」と問題文にあれば「〜だから」と解答するなど、解答の語尾に気をつける。
  2. 英語の和訳問題と同じで「それ」「あれ」などを明確にして解答すること。
  3. 解答を文中から探し、文中の言葉を使って解答する。
  4. 漢字の問題を落とさないこと(できれば5問全部完答したい)。

これくらいでしょうか。

現代文が苦手な人は新聞の社説を丸写しせよ

でもこれでは現代文が苦手な人があまりにも置いてけぼりなので、 現代文が苦手という人に、短期間で現代文の力を伸ばす最適な方法をお教えします。

それは「新聞の社説をノートに手書きで丸写しする」という方法です。

別に新聞を購入する必要はありません。 今の時代、ネットで「社説」と検索すれば、社説なんて簡単に見られます。

意味の分からない言葉があれば、辞書で調べます。 文字が潰れてよく見えない漢字があれば、辞書で調べます。

そうやって、パソコンの画面に映っている文章を、手元の紙に鉛筆で丸写しするだけです。

「そんなことで本当に現代文の力上がるのか?」 と思われるかもしれませんが、上がるんですよこれが。

というか、これは昔から言われているやり方で、 ネットで社説が自由に閲覧できる今こそ行うべき勉強法だと思います。

面倒くさい?確かに面倒ですが、これが一番簡単な方法です。

本来は現代文の入試問題文を丸写ししたいところですが、 現代文の問題文は丸写しするには長すぎます。 社説くらいの長さが丁度良いと思います。

ちなみに、文章を書き写さずただ眺めるだけでは、現代文の力は殆ど上がりません。 東大入試での漢字問題を完答することすら無理でしょう。

バカ丁寧な字で写す必要な無いので、 1文を丸写しするのに20分くらいかけて、それを21日間続けてみてください。 21日後、現在より文章を読解する力が向上していることに気がつくでしょう。

力が付いたと感じられたら、現代文の問題集(自分に合うなら出口でも可)を買って、 1題でも多くの問題を解けばよろしいかと思います。 何の科目でも同じですが、問題を沢山解けば現代文の成績も自ずと上がります。

更に力を付けたいなら、インテリ気取りのオッサン連中が書いた小難しい評論文でも読みましょう。

なぜなら、東大現代文には読みづらい、所謂「悪文」ばかりが出題され、 そしてインテリ気取りは分かりにくい悪文を書くのが大好きだからです。

インテリ気取りは、中身の無いことを、 さも中身が詰まっているかのように言葉をこねくり回して難解に書くのが大好きなのです。 (このサイトの文章も読み辛い、分り難いものとなっております)

考えてみれば当然の事で、分かりやすい文章なんて出したら みんな満点を取って点差がつかなくなりますからね。

私的には、小林秀雄か大江健三郎の文章がお勧めです。 新品を買うのはもったいなさすぎるので、図書館で借りるか、 アマゾンやブックオフで中古を買って勉強の息抜きにでも読んでみてください。

ちなみに私が東大に受かった直後の5月頃、渋谷の本屋で大江健三郎の著書を見つけ、 ニート時代に読もうとしたら意味が分からずに挫折したことを思い出し、 何気に立ち読みしてみると、スラスラ読めるようになっていたのでビックリした覚えがあります。

みなさんにもあの時の私の様な感動を、味わってもらいたいものです。

長くなってきたので今回はここまで。

古文と漢文の勉強方法に続く。

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