類は友を呼ぶ:初めて新屋山神社に参拝した顛末

あれは2011年7月に私が職場でネットサーフィンをしていた時のことです。

当時の私は、現職ブラック企業の大卒初任給と変わらない給与に 大変不満を覚えておりました。

しかし、当時は金を稼ぐ手段といえば、「会社で働く」以外のことを知らなかったので、 「金持ちになるにはどうすりゃいいんだろう」などと思いながら、 「金持ち 考え方」、「金持ち 行動」などの単語でグーグル検索を行っていました。

新屋山神社

すると、とあるサイトに 「富士山の2合目に、参拝すると一生金に困らなくなる神社がある」 ということが書かれていました。 しかも、何か知らんけど効果は抜群らしい、とのことです。

何とか金持ちになりたいと思っていた私は、 「これは凄い!しかも車で2時間もかからない近場じゃないか」 と大いに興奮し、サービス出勤で3日しかなかった盆休みの 1日を使って行くことにしました。

車を飛ばしている最中、 「あ〜でも効果のある金運神社なんて、凄い人気だろうな。 盆休みだし、きっと大勢の人が詰め掛けているんだろうなぁ。」 などと駐車場の心配をしながら、スバルライン入り口付近にある 細い曲がりくねった林道を登っていったのですが、ちっとも他の車に出会いません。

道を間違えたか…と思い車を止めて地図を確認したのですが、 どうも合っているみたいです。

おかしいな〜と思いながら更に車を走らせると 「新屋山神社 奥宮」という看板がありました。 「奥宮」というので、以前行ったことのある 戸隠神社の奥社みたいなのを想像していたのですが…

戸隠神社の奥社参道

何だか崖みたいなところにある、狭い神社でした。

新屋山神社の全景

「なんだこりゃあ、これが本当に効果のある金運神社なのかね?」 と思いましたが、疑っても良いことなさそうだし、 何より一生金に不自由したくなかったので、

新屋山神社の本殿

ペコペコ拝み、お守りを買いました。 お守りを買ったら、宮司さんがおまけで富士山型の羊羹を下さいました。 その後本宮にも行き、参拝しました。

こうして、奥宮と本宮を参拝して 「これで一生金に困ることは無いだろう」と満足して、吉田うどんを食べて帰ったのです。

新屋山神社で感じたこと

何だか下らない旅行ブログのようになっていますが、 私が新屋山神社で強く感じたことは、 元々お金に縁がありそうな人達が金運神社にお参りしている ということでした。

盆休みなのに私以外の参拝者はあまりいなかったのですが、 それでも10人くらいは参拝客がいて、観察してみると、 皆、そこそこの車に乗り、そこそこの服を着て、 そこそこの装飾品(デイトナとか)を着けていました。

金に困っているような雰囲気は感じられず、 「わざわざ参拝しなくても、金に困りそうにないじゃん」 といった雰囲気でした。

つまり、 「金運神社に参拝した人が金持ちになる」のではなく、 「元々金に縁のある人達が金運神社に参拝する」という感じでした。 奇妙な発見をしてしまい、帰りの車の中で 「やっぱ『類は友を呼ぶ』なのかなぁ…」 と考えてしまいました。

類は友を呼ぶ

みなさんもご存知のことわざ、「類は友を呼ぶ」です。

インテリはインテリ同士、アホはアホ同士、 金持ちは金持ち同士、貧乏は貧乏同士など… 性質の似たもの同士が、引かれ合うというやつです。 これは皆さんも結構「あるある」と思われるのではないでしょうか。

さて、ここからなのですが、 引寄せの法則関連の本だと、上記の人と人だけでなく、 「自分の感情、思考といったものに対して、周囲の状況が反応すること」 が、「類は友を呼ぶ」ことだと書かれています。

つまり、 望むことに焦点を合わせて良い気分ならば、さらに良い状況がやって来て 望まないことに焦点を合わせ悪い気分ならば、悪い状況がやって来ることが 「類は友を呼ぶ」らしいのです。

上の新屋山神社の例だと、 お金に不自由せず、お金の事を考えると良い気分になる人が 金運神社のようなお金に深く関わる所へ吸い寄せられるように向かい、 ますますお金に不自由しなくなり、 お金に不自由して、お金の事を考えると悪い気分になるような人は 金運神社のようなお金関係の所へは行かず、 ますますお金に不自由を感じるということらしいです。

じゃあ何で給料に不満を感じていた私は金運神社なんて行くことができたのでしょうか? 潜在意識レベルでお金を「良いもの」だと考え、良い気分だったのでしょうか? まぁその数ヶ月後、お金を失う恐怖が激減し、本当にお金に不自由しなくはなるのですが…

以前の私は「そんなことあるわけないし、あっても偶然だろ」 と深く考えずに否定していたのですが、 最近、自分の人生を振り返ってみると、かなり当てはまっているように思えました。

東大受験の時もまぁ当てはまると思ったのですが、 特に、新卒で就職した会社を「給料の安いヘボ会社、こんな所嫌だ!!」 と、ネガティブ一色の感情で転職すると、 転職した先が京都のブラック企業で 上からタダ働き、長時間の残業を強制されて精神を病んでしまい…

「もう人生オシマイだ」と思って転職したら、 本当に人生オシマイな、年次昇給1,000円、 年間休日100日未満、30年間働いて退職金が100万円足らずの クソ田舎のブラック企業に入ってしまいました。

これはひとえに、私のネガティブな思考に ネガティブな状況が集まってきた事例だと思います。

悪い状況を打開するためには

上記のことに気付いてからは 「じゃあどうすれば、周囲の状況を悪い状況から良い状況に変えられるか」 ということを少し真剣に考えるようになりました。

そして、考え抜いた結果 「もし本当に『類は友を呼ぶ』の法則が正しいのなら、 私が良い感情や良い思考を持つことができれば、 今の悪い状況、悪い環境が消えて、 良い状況、良い環境が集まってくるはず。」 という結論に至りました。

「周りの状況を変えたいならば、まず自分を変えなきゃ」 と考えたのです。

という訳で、色々と試行錯誤した結果、 現在は「良い感情」を多少は持てるようになれました。 ※「試行錯誤」の内容ですが、まだグチャグチャで整理できていません。 整理できたら、具体的な話をしようと思っています。

上記の「東大生→犬も寄り付かないブラック企業」への転落の過程なんて、 今でこそ笑い話で済みますが、数ヶ月前の私が見たら発狂してるんじゃないでしょうか。

しかしまだ日が浅いのか、良い状況に変わったという実感が、まだありません。 何か変化があったら、書こうと思っています。

なんとも酷い終わり方になりましたが、 「自分の考え方や感情を変えただけで、 悪い状況が一瞬で良い状況になった!!バンザーーーイ!!」 と嘘っぱちを書くよりかは、よほどマシだと思っております。

みなさんも良い環境の中で生活できるように いつも「良い気分」でいたらどうでしょうか。 良い気分でいようが悪い気分でいようが、 どっちも金や手間のかかることではないし、 それで何か変われば儲けものだと思います。

※7年後の結果についてはプロフィールで書いてる通り。

生きる上で大変ためになる記事一例

引き寄せに関する大変素晴らしい記事一例

...