目覚める準備のできている人

2012年の夏のある日、涼しい図書館をフラフラしていると 偶然、エックハルト・トールの『ニューアース』を発見しました。

エックハルト・トールの名は2chとかで知っていたので どんな内容か手にとってみると、長い上に内容がサッパリ分かりませんでした。

「なんだこの本は?俺は金が欲しいんだよ!」 「良い本と聞いていたけど大したことないじゃん」 というのが、当時の私の率直な感想だったのです。

エックハルトやガンガジの本には「目覚めの準備のできている人」という言葉が出てきます。 当時の私のように、いわゆる「準備ができていない人」が、 エゴや目覚めに関する本を読んでも、「なんだこりゃあ」となってしまうからなのでしょう。

では「準備のできている人」というのはどんな人なのでしょうか。 以下、私なりの意見を書いていきます。

目覚める準備のできている人1.充分苦しんだ人

エゴに蝕まれて「もうこんなのは沢山だ!」と思っている人でないと、 エゴと対峙することは難しいと思います。

そもそもそういう人でないと、以前の私のように エックハルトトールやガンガジの本を読んでも 「何だこれ、意味分からん」 で終わってしまうでしょう。

半端に苦しんでいるだけだと、マネーゲームや引き寄せの方に 関心がいってしまいます。

事実、夏頃の私は「よ〜し、金を引き寄せるぞ!」と意気込んでおり、 「エゴを無くせ?そんなことしたら金が稼げないだろ!」 という思いでいたのです。

言いすぎかもしれませんが、 「金もいらん、モノも人間関係もいらん。俺が欲しいのは心の平安だけ」 こう思えるようになって初めて、エゴと対峙できるのではないでしょうか。

2.引き寄せなど他の方法で失敗した人

引き寄せ、オポノポノ、ナポレオンヒル、EFTなどなど… 自分を高めて環境を変える様々な方法を試したけど、 ちっとも変わらないという人、結構いらっしゃると思います。

そういう人が最後に行きつくのが、エゴとの対峙、 本当の自分との対峙ではないでしょうか。

ガンガジは、恐怖を克服しようと長年努力してきた人に対して、

「あなたはこれまで、恐れを排除するためのいろいろな技術を学ばれてきましたが、 それでも恐れを排除できずにいた訳です。 ということは、恐れがあなたに与えたい何かが、そこにあるということかもしれません」

と言っていますが、 かくいう彼女も、まだアントワネット・ナントカさんだった頃は、 色々なメソッドを試してみたけれど、ちっとも効果無かったようでした。

結局何をやってもダメだった彼女は、インドへ行くことになるのですが、 彼女の様に万策尽きるまではいかないにしても、 何種類かの方法を試してみて、まだ心の平安が訪れないという人は、 やっぱりエゴや自身と向き合う必要があるように、私は思います。 そもそも引き寄せなどの方法が上手くいかないのは、エゴが邪魔しているから)

3.ある程度の知性を持っている人

これは完全に蛇足ですが、小中学生に『ニューアース』を読ませても、 多分99%の子は意味が分からないと思います。 知性によっては、高校生や大学生も理解できないでしょう。

何の本でもそうかもしれませんが、 ある程度人生を生きて、言語能力を向上させておかないと、 書いてあることがサッパリ分からないという事態になってしまいます。

というわけで、エゴと向き合う準備ができている人の特徴を 私なりに挙げてみましたが、このサイトのこの記事を読んでいるということは あなたも準備ができているのではないかと思います!!!!11

では、エゴと対峙するためにはどうすれば良いのかを次の記事で書いていきます。

次回「エゴとの対峙」>>

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