5章 ペインボディとは何だ

前回の記事:4章 エゴへの対処法色々

続いて第5章です。

本当は4章について「あなたの役割や物語をやめなさい」という話をしようかと考えましたが、 その辺はガンガジの本やサイトの方が詳しいのでそちらを読んでいただければと思います。

それに加えて2015年3月現在、新しいサイトを立ち上げる準備に手間取っていて、 この記事どころではありません。

それはともかく、5章です。

勝手に湧き上がる思考と感情

まず大前提となるのは、あなたが今考えている思考やそれに対する感情は、 あなたが考えているものでなく、 あなたの頭の中に「勝手に湧き上がっているもの」ということです。

思考や感情も、心臓や肺やその他内臓の動きとほぼ同じということで、 心臓や何やらと同じく、自分じゃ自在に制御できないということです。

これを何をトチ狂ったのか、「オレが考えている」 「オレの思考」「オレの感情」なんて勘違いするから苦しみが生まれてしまうのです。

何でこんな勘違いをするかというと、生まれた時から周囲に勘違いした人間しかおらず、 今まで習ったことなかったからというのが一番の原因ではないでしょうか。 私の親や周りの人間もそうだったし、あなたの親や周りの人間だってそうだったでしょう??

さらに、メンタルトレーニングやら引寄せやらで「自分の思考と感情をコントロールできる」 なんて勘違いに拍車をかけると、 「悪い考えや悪い感情は絶対悪で、何が何でもポジにならなくちゃいけない」という 強迫観念にさいなまれ、苦しみがますます増加されてしまうのです。

ペインボディとは過去の思考の蓄積

こうして、幼い頃から自分の身体に湧いてくる思考や感情を 「オレの思考」「オレの感情」なんて勘違いしたままでいると、 その思考や感情が「オレの記憶」となって、蓄積されていきます。

それが本書で書かれている「ペインボディ」というやつで、 「オレの記憶」の中でも(車の運転とか、自分に役立つ記憶もある) 特に「オレのネガティブな記憶」で大部分が構成されているので、 エネルギー補給のためにさらなるネガティブを求めてしまう、 というのが本書の理論です。

別にペインボディが台所にいるゴキブリの如く、 餌を求めようが何しようがかまわないのですが、 問題は、人類の大多数が「ペインボディ=オレ」と同一化して、 「自分自身である!」と思い込んでいるところにあります。

台所でゴキブリを見つけて「オレが台所にいる!」と叫ぶ人はまずいないのに、 五感による認識の差こそあれ、自分の中のペインボディが目を覚ましてザワついてくると 「ペインボディが活動し始めた」と殆どの人は思わず、 「”オレが”嫌な気分になった!」「ああムカつく!!」 などと思ってしまうのは、いかに人類が無意識の状態に陥っているかがよく分かる事例でしょう。

※「ゴキブリは目に見えるけどペインボディは目に見えない」なんていうのは、 視覚だけに依存している人間の言い訳に過ぎません。

あと、別にゴキブリもエネルギーや生命といった点で人間と同じなのだが、 それはそれ、これはこれ。言葉には限界があるから仕方ないね(レ

6章 ペインボディへの対処方に続く。

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