映画感想『ローグワン』『ハンバーガーヒル』

足を負傷したり手を負傷したりと散々な目にあってばかりで、 こういうときは家に籠って映画でも見るに限る、 ということで最近は映画を色々観ておりました。

その中で、金を払って見た映画『ローグワン』と『ハンバーガーヒル』について感想を書いてまいります。

私に似つかわしくなく?、かなり辛口でエゴ丸出しな内容となりますがご容赦ください。

ローグワン

帝国軍の基地からデススターの設計図を盗み出し、 レイア姫に渡すまでを描いた映画で、 デススター建築に関わった科学者の娘が主人公。

観終わった際の感想を正直に言わせてもらうと、

こんな感じで、クソミソな感想となりました。

そもそも、スターウォーズは小学校低学年の子供が観ても楽しめる、 結構いい加減で大味なストーリーや設定が持ち味の一つだったのに、 細かい設定をグチャグチャ後付けして無理矢理シリアスにしても、 そんなの中途半端に終わるだけではないでしょうか。

それに加えて私を苛立たせたのが、 つまらない本編終了後の長ったらしいメイキング特典映像!

レイア姫やターキン総督をどう復元したか長々と説明していましたが、 それって結局「CG、ペタッ!w」の一言で済む話じゃん。

私としては、役者があのシーンでは何を意図して演技したとか、 そういうのを見聞きしたいわけですが、役者もCG世界の一部ってことでしょうか。 こんなんばっかだな最近の映画は。

※昭和29年のゴジラにエキストラ出演した地元のおばさん達が 「監督からこんな風に演技してと言われて、ギャーと叫び声を上げて逃げました」とか話している インタビュー映像を見たことあるが、CG技術どうこうよりもよっぽど面白い話だった。 他には千秋実や藤原釜足とか出演者が集まって『隠し砦の三悪人』撮影当時を振り返るというのも面白かったし、 マークハミルやキャリーフィッシャーがSW撮影当時を振り返る話も面白い。 私が好きなのはそういうのだ。

そんなわけで、期待していたスターウォーズシリーズ最新作ですが、 期待度が高すぎたのか最低な結果となってしまいました。

7はまぁ面白かったのに、何たることでしょうか。 こうなったら8に期待するしかありません。

まぁ、座頭市みたいなキャラが本作に出てきたので座頭市でいえば、 私は勝新の『座頭市物語』よりも北野版『座頭市』の方が好きだったりするので、 SWにおいても旧三部作よりも新三部作の方が好きな人がいたりして、人それぞれなのでしょう。

ただし、ローグワンは勝新版でも北野版でもなく、 綾瀬はるか版座頭市だと思う。

ハンバーガーヒル

地獄の黙示録、フルメタルジャケット、 プラトーン、ランボー、ディアハンター、 グッドモーニングベトナム、 MJフォックスのヤツ(題名忘れた)、メルギブソンのヤツ(題名忘れた)…

ベトナム戦争の映画は数あれど、 私が一番好きなベトナム戦争映画がこの『ハンバーガーヒル』であります。

包丁で手を切り家の床が血まみれになったのを見て何故か本作を思い出し、 上記ローグワンがあまりにもつまらなかったので「口直し」も兼ねて観ることにしました。

で、15年ぶりくらいに観たわけですが、やっぱり面白かった。

若者たちが命と引き換えに丘を占拠するだけの話なのですが、 ヒーローなど存在しない淡々としたストーリー、

そして役者達の演技 — 怒り、悲しみ、戸惑い、虚しさ等が伝わってくる、 あのエネルギッシュで荒削りな演技が素晴らしい。

ドクが息を引き取るシーンは今見るとちょっとワザとらしいかなとも思いましたが、 実際の戦場でもあんな風なのかもしれないし、 それまでの経緯を見ているとあれで良いのかもしれません。

『ゴッドファーザー』の記事でも書きましたが、やっぱり映画というのは、 役者の演技や演出でいくらでも面白くなるということを再認識させられました。

※ただし、観ていて暗い気分になるし、 ドンパチが始まるまでの前置きが少々長いので、万人にはお勧めできない。

ちなみに作中で「俺たち黒人(ニガー)は金が無いから大学に行けず、 兵士になって戦っているんだ」と言っていたドクですが、 演じていた役者さんの経歴を調べたらハーバード→イェールという超エリートでビックリした。

まぁこんな感じで、これからも良い映画は良い、 クソ映画はクソと言ってまいります。

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