The Power of Now

前書き

解説まとめ『The Power of Now』その3 前書きについて

前回の記事

前回の記事では、ニューアースが「四十八の殺人技」であるならば、 本書は「五十二の関節技」であり、 2つを極めればオメガマンすら瞬殺できると書きました。

今回は予告通り、本書の前書きについて書いてまいります。

本当は他に書くこともあるのですが、 どういう風に記事を書いていくか、いまだに固まっていないから仕方ないね。

※ちなみに私、キン肉マンは36巻までで、 その後は読んだことないです。

前半はそこそこですね

まず前書きの前半、The Origin of This Bookについてですが、 これについては一部を除き、英語版も日本語版もそんなに変わりません。

  • 30手前まで死にたい程悩んでいた。
  • 29歳の誕生日の直後のある夜明け前、今まで以上にマジで落ち込んでいた。
  • 「こんな私なんかと、これ以上生きていきたくない」という思考が繰り返されていたとき、 「一緒に生きていきたくない自分って、一体誰?」という気付きが起きて、思考との同一化が崩れた。
  • 思考が止まり、恐怖も止まった。

こんな感じで、著者の意識に変容が起きて世界が変わります。

私の場合もそうでしたが、意識に大きな変容が起きるのって、 夜中に目が覚めたときが多いのでしょうか。 やっぱり寝ぼけた状態で、思考があまり活動していないからかなと思いました。

それはともかく、私が腑に落ちないのは、著者が目覚めの経験をした後、

人間関係も築かず、職にも就かず、住まいも持たず、どの集団にも属さずに、 「至福の状態」で、およそ2年間ほど公園のベンチで座って過ごした

という記述がカットされていること。

達磨大師じゃあるまいし、 本当に2年間ぶっ通しでベンチに座り続けたわけではないとは思うのですが、 これの何が鎖マン監修者の気に障ったのか、さっぱり分かりません。

監修者は本編においても共産主義にとって都合の悪い記述をカットしているので、 こういうベンチにただ座っているだけの「怠け者」みたいなのは 粛清や自己批判の対象になるということではないか、と邪推してしまいました。

おお、こわいこわい。

何で省いたのか分からない後半

前半については以上になるのですが、 問題は後半のThe Truth that is Within Youの方。

ザッと目を通しただけでも、

  • 本書からみえてくる2つの意識レベルについて。
  • 本書内にある「繰り返し」について。
  • 著者は読者の中にいる「真実を知る者」に本書を通じて話しかけること。
  • 本書内にある「The pause symbol」について。
  • 既存宗教からの引用等についての説明。

これだけの記述が、ごっそりカットされています。

それぞれを私なりに、間違いを恐れず適当に翻訳して説明すると、

  • 2つの意識レベルとは、人類が陥っている機能不全状態と、「今ここ」において変容した意識の2つ。
  • 実際に経験するまで本書内に繰り返しの記述を発見するだろうが、その繰り返しは大きなパワーを秘めていて、読者にとって有益なものとなる。
  • 誰もが悟りの種を内に秘めている。本書は読者の内に在る「それを知る者」に向かって話しかけるということ。
  • 本書を読むのをしばし止め、静寂に在ってほしい箇所に「The pause symbol」を設置している。
  • 既存宗教からの引用は、比較のためでなく、形骸化し曇った各宗教の本質を明らかにし、 信者たちに「真理のためにどこかへ行く必要はない。真理はいつもここにある」と言いたいため。

pause symbol
これがThe pause symbol。なぜか横向きにされた状態で『Stillness Speaks』日本語版に流用されている。

大雑把に紹介しただけでもこんな感じとなっており、結構重要であるにもかかわらず、 鎖マンは何が気に入らなくてこれらの記述をカットしたのか、 私にはサッパリ理解できません。

The pause symbolなんて日本語版に一度も出てこないし。

もしかすると、鎖マンは当時、T間書店に恨みを抱いており、 原書ではまごうことなき名著である本書をただの浅薄なスピリチュアル本に貶めることで、 T間書店に損害を与えたかったのかもしれませんが、 そんな下らないことに巻き込まれた日本の読者はたまったものではありません。

もしくは、鎖マンはギレンやシロッコ並に選民意識が強く、 「英語すら読めない愚民共に本書の全てを明らかにする必要はない! てゆーか、俺自身もこの本の内容よく分かってないし」 などと考えた結果がこれなのかもしれません。ヒェ〜

前書きでこんな有様なので、 本編も精査していけば酷い改ざんが見つかるのかもしれませんが、

ざっと読んだだけでは日本語版本編に鎖マン的改ざんは見つからなかったし、 そんな精査に手間をかけるくらいなら原書だけ読めばよい話なので、 私的には別にいいです(無責任)

というか本書はホンマ長いので、英文科卒等で英語に強く、 かつ教養のある方に精査はお任せいたします。

以上、今回はここまで。

次回は「本書を読めば、果たして幸せになれるか」等について書きます。 (内容について何書くかまだ固まっていないため)

まとめ

  • なぜ後半部分をあんなに改ざんしたのか、鎖マンの意図が分からない。
  • 徳間書店は直訳のリニューアル版を出版するか、版権を他社に譲って頂戴。
  • よく考えたら、トムハンクス出演作の中で私が唯一好きな『アポロ13』は、 たとえ戸田なっちが誤訳しても元が良いので傑作のままであった。本書の日本語版もそういう感じなのかも。
  • ただ、なっちはおそらく善意であるのに対し、本書は明確な悪意を以て改ざんされているので始末に負えない。 (善意および悪意は民法的意味)

次回に続く>>

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