第3章五節から六節:解説まとめ『ニューアース』完全版

前回の記事:第3章三節から四節

前回は

「粗さがしをしたりイライラしても何の役にも立たないことに気付け」 「何かを批判するとき『俺は正しい→俺は優れている』となっていることに気付け」

ということを書きました。

まぁ、イライラしている時や頭にきている時、思考をひとまず側に置いといて、 自分の「存在」を感じてみれば、 普段の自分がいかに「思考」という頭の中の雑音に悩まされているか気付けます。

感情に飲まれなければ、感情が激しい場合は特に実感しやすいので、 「頭の中の声に操られている」という事実に気付いてみてください。

3章五節 幻想の防衛 In Defense of an Illusion

今回はまず第五節で、「事実」と「見解、視点」の違いについて。

「光は音より速い」という事例が載っていますが、 事実を述べる場合と見解を述べる場合の違いは以下の通り。

このように、単なる事実にエゴが入り込むと事実と見解がゴッチャになり、 事実に対して少しでも意見を言われると「私」がバカにされたと感じて激怒するわけです。 (激怒する原因が「事実」ではなく「私」というところがミソ)

まぁこんな文章で説明するよりも、以前Twitterに書いた通り、 当節の内容については格好の教材がネット上にあるので、 「鏡の中のアクトレス 喧嘩」で検索すればよろしい。

と色々なことに気付けます。

こういう笑える痛ましい動画一つとってみても、 注意して観察すれば気付きの、ひいては目覚めのキッカケとなったりするので、 普段から意識すれば良いと思います。

もちろん、常日頃よりスピリチュアルティーチャーを自任している私は、 どんな動画を見る際も、ただゲラゲラギャハハとバカ笑いするだけでなく、 その背景を意識して観察するようにしております(大嘘)

3章六節 真実:相対的か絶対的か? Truth: Relative or Absolute?

私の戯言は置いといて、お次は第六節。

今までみてきた「俺は正しい」は人類共通の機能不全、 もっと簡単にいうと「単なる思考の束」であり、 これを「絶対的真理」だとカン違いしているから争いや苦しみの原因、 エゴの強化の原因になるということでした。

※何でカン違いするかというと、 それはもちろん人生を思考に乗っ取られているから。

これは当節にあるキリスト教の拷問史やポルポトの粛清、 その他教義やイデオロギーや規則だけに限らず、 その対極であろうブッダやイエスの教え、 ひいては本書や当サイトについても同様であり、

どんなに正しいと思われることが書かれていようとも、 それが思考や言葉といった「形」である限り、 真理を指し示しているに過ぎず「絶対的真理そのものではない」ということです。 (つまり、どれも「相対的真理止まり」だということ)

なので、ブッダやイエスの教え、本書等の書物は「真理」を見出すには役立つけれど、 それを丸暗記してありがたがっても単に思考を肥やして アイデンティティを余計に追加しただけとなり、 これは1章五節で説明した「何を信じるかよりどんな状態か」と同じこと。

じゃあ、頭で考えたり文字で表されているものが全て相対的真理なら、 「絶対的な真理」はあるのかって話なのですが、絶対的真理は存在し、それは

あなたが真理、Yes, you are the Truth.

ということであります。

「えっ『私』が真理なの!?」と思うかもしれませんが、 あなたが頭で考えている「私」、つまりエゴのことでなく、 あなたの存在というかBeingというか、あなたをあなたたらしめている宇宙力というか、 そういうのが絶対的な真理だということです。

それが本書で散々語られている 「存在、Being、意識、今、 空間、宇宙の知性、生命、静寂(Stillness)、I AM、源、全体」などであり、

この真理以外、特に外部なんかに真理を探していたらあなたは騙され続けるというのは当節にある通り。 (これは「幸福」についても同様)

そして、思考の曇りを晴らして本来の「今に在る」状態になり存在の源とつながると、 あなたの行為や関係は、内で感じる「Oneness With All Life」を反映することになり、 これが「愛」であるというわけです。

※私たちは元々「今に在る」状態。もし今に在る状態でないならば、たった今、 あなたの存在は雲散霧消している、というのは散々書いてきた。

以上をふまえての「愛し、思うままに行動せよ」という当節最後の言葉につながるのですが、 何か六節の内容を単になぞっただけの記事となりました。

まぁ複数節で内容がバッティングしているし、 前半でネタが尽きたからね、仕方ないね。

今回はここまで。

次回に続く>>

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