ニューアース

第5章その2

解説まとめ『ニューアース』2018版 第5章その2

前回の記事

前回は

「勝手に湧いてくる思考と自分を同一化するのが問題」 「思考を自分だとカン違いしているので、感情という牢獄に囚われる」

ということを書きました。

今回はその感情についてさらに詳しく書かれている三節について。

5章三節 感情とエゴ Emotions and the Ego

「実際の状況と頭の中の声を区別できない身体は、頭の中の声が語る物語を信じて反応する。 よって感情もエゴである」 というのは前節にもあった通り。

さらに、そうやって思考により生まれた感情は、 思考に対してエネルギーを供給するとのことで、

これは、例えば怒りに我を忘れているとき 「アイツだけは絶対に許さない!ぶん殴ってやる!オレの前に這いつくばらせてやる!」 などという物騒な思考が次々と好き勝手に湧いてきて、

その思考のせいで 怒りの感情に拍車が掛かるというのは、皆さんも実感できるでしょう。 (別に怒りでなくとも、不安に囚われていると次々と不安を煽る思考が湧いてくるだろう?)

また、今まで説明してきたように頭の中の声、マインドによる言語化より前に、 反射的に感情が湧いてくることもあり、それは身体にへばりついた無意識の思考によるもので、 大抵は子供時代などの過去によって条件付けられているとのこと。

当節にある通り、子供時代の酷い?体験を通して 「誰も私を評価したり感謝してくれない。闘わなければ生き延びられない。 私は豊かになる価値がない。私は愛されなくて当たり前だ!!」 という、全く根拠のない決め付けが身体の内に巣食い、

この決め付け、妄想のおかげで反射的にネガティブな感情が生まれ、 さらに閉塞感やストレスを感じさせる思考パターンや感情を次々と生み出し、 この世を地獄に変えているわけです。

ここまでをまとめると、

  • 大抵の人間は、「思考、頭の中の声≠自分」だと認識できない、エゴに囚われた状態。
  • 人間の身体は、頭の中の声と実際の状況とを区別できない。
  • 結果、頭の中の声に身体が反応し、感情が生まれる。
  • 過去に基づく無意識の「決め付け」「妄想」に対しても反射的に身体が反応し、非言語的な感情が生まれる。
  • 生まれた感情は思考にエネルギーを与え、さらに感情を煽る思考を生み出していく。
  • もちろん当人は「感情≠自分」だと分からないので、この世が地獄と化す。

こんな感じで、 やはり「救いはないんですか!?」と叫ばずにはいられない有様となるのであります。

5章三節 ポジポジ

ここまでは「感情」といっても怒りや不安といったネガティブな感情ばかりでしたが、 ここからは、ポジティブな感情はどうなの?という話。

これについては『The Power of Now』9章1発目にも書いてあるので 分かっている人は分かっているでしょうが、結論を申し上げると

  • ポジポジな感情は確かに良いかもしれないけど、エゴレベルだとあまり意味がない。
  • エゴ的なポジティブ、エゴ的ハッピーには必ず正反対が存在しており、 悪いことが起きたり予想が外れたり期待が裏切られたりしようものなら、 あっという間にポジポジハッピーが「不幸」へと変化する。
  • エゴ的喜びとエゴ的苦しみは表裏一体。「どちらか一方だけ」ということは絶対に無い。

このようになっており、 引き寄せ系、特にキラキラ☆ハッピー系に書かれている「良い気分」というのは大抵がこのエゴレベル。

じゃあどうすりゃいいのかというと、その回答は本書だと7章の話となり、 クジで高級車が当たった人や白隠禅師のように、 「たった今の状況と一つとなる」「ニュートラル、あるがままのたった今を、そのまま受け入れる」 ということで、

そうすると、エゴの浅薄な思考を超えた、ポジポジだのネガネガだの善悪だのを超えた、 真のポジポジ、平安、「今に在る」が発現するのであります。

ただし、こんなのを読んだからといって 「ハイそうですか、じゃあそうします」とできないので、 やはりまずは、「自分の抵抗が苦しみを生み出している」 「私は自分の思考や感情で苦しんでいる」 と気付くまで苦しみ続けるしかありません。

最後に注意を一つ。

ここに書かれていることは、別にポジポジな気分になるのが悪だということではないし、 嫌なことがあって怒ったり泣いたりするのが悪だということでもないし、 嫌な気分になっても気にしないフリをしろということでもありません。

思考に対する反応に過ぎないエゴレベルのポジポジに固執しても長続きしませんよ、 何かを喪失してネガティブになるのは自然なことかもしれないけど、 それはただのエゴで、その感情が全てではないことに気付きなさい、 ポジポジになったりネガティブになっているのは一体誰ですか、ということです。

以上、今回はここまで。

次回からいよいよペインボディの登場です。

次回に続く>>

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