第6章六節から七節:解説まとめ『ニューアース』完全版

前回の記事:第6章四節から五節

前回は子供のペインボディについてと、

ペインボディはワザと苦しみや不幸を追い求め、歪んだ現実を作り出す

ということについて書きました。

今回は六節と七節。

6章六節 ペインボディから自分を引き離す Breaking Identification with the Pain-Body

当節では、

重いペインボディを持つ人間は、それ相応のエネルギーを常に放出している。 周囲の人間はそれを不快に感じるために人が離れたり、しょっちゅうイザコザに巻き込まれる。

と書かれていますが、 「そうだったのか!あいつがムカつくのは、あいつのペインボディが悪いんだ!」 などと勘違いしないように。

頭にくるのは、 他者のペインボディに反応して自分のペインボディが活性化したからで、 原因は常に自分の内にあるのです。

それを受けての本章2度目の著者の体験談。

本章二節では自分のペインボディだったが、 今回は他人のペインボディに反応せず「今に在る」ことが書かれております。

今に在ることによって、 前回述べたペインボディによる「不幸な私の物語」の歪んだリアリティを保証せず、 体験を体験するがままにまかせておけば、その「不幸な私の物語」は真実味を失い、

“This isn’t important at all, is it?” 「こんなのちっとも重要ではない、そうでしょう?」 ということになるわけです。

このセリフは当エピソードに限らず、 全てのことに当てはまるのですが、 これも他人事として読んでいたら何の気付きもないので、 自分のこととして読むように。

6章七節 「引き金」“Triggers”

次はペインボディが活動する「引き金」について。

「ペインボディの引き金になるのは、大抵は過去に体験した感情的苦痛に共振する状況」 とのことで、前回五節で述べた「笑い声」なんて、まさにこの「引き金」そのものでしょうし、 当節にあるように、金や他人の遅刻の些細なことも引き金になるというのは今までの通り。

また、人間関係においては、 親から虐待された人はペインボディが当時と同じ苦しみを求めるので、 親と同じタイプの人間が引き金となり「恋に落ちる」し、 親から愛されなかった可哀想な子供は、将来ヤリ○ンになってしまうとのこと。 (○にはチとマの両方が入る。真偽の程は知らんけど、よくある話)

ともかく、ペインボディが爆発する引き金は人それぞれなのですが、 全人類に共通していることは、些細な状況や出来事にキレて怒鳴り散らすその裏に 「その些細な下らないことに自分の生存がかかっている」という強い不安が存在する、 ということは、当節の最初あたりに書いてある通り。

じゃあどうすれば良いのかというと、 やはりモノを言うのは「気付き」と「観察」で、

気付きと観察を通して自分のペインボディの目覚めや活動を感じることが可能になると、 どんな事象が引き金になるかが分かるようになり、

分かるようになれば、 ペインボディが目覚めた瞬間「あ、これかぁ!」とすぐに気付いて 観察できるわけです。

そして、ペインボディが目覚め、積極的に不幸を求めて活動しているときも、 観察し「今に在る」ならば最早ペインボディに乗っ取られることはなく、 さらにはペインボディのネガティブな感情エネルギーの一部が焼失して 「今に在る」エネルギーへと変容していくのです。

まぁ、こんなの頭で「ペインボディが『今に在る』に変化するって何?」 などと考えたり記憶しても全く意味が無く、 六節のエピソードのように、 たとえ数十秒でもいいから実際に体験してこそなのですが、

じゃあどうすれば体験できるのかというと、 本書にある通り人それぞれなのが正直なところです。

今回はここまで。

次回で6章も終わりです。

第6章八節から九節に続く。

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