解説 般若心経 その4

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今回も般若心経について書いてまいります。

私としては当解説を書くにあたり、

「色即是空 空即是色です。だから悔いのないよう立派に生きましょう」

などというような宗教コンテンツによくある、 独善的で押し付けがましい道徳観(ファシズムともいう) が極力入らないよう注意しておりますし、

そんなものから自由になったニュートラルなのが般若心経の教えなので、 皆さんも私がそんなこと書いていないか注意して頂戴。

舎利子 是諸法空相 不生不滅 不垢不浄 不増不減

そんなカッコつけはともかく、今回の文を適当に訳すと

「サーリプッタよ、全ては空(という有様)であるから、 生まれることも滅することもなく、汚いもキレイもなく、増えることも減ることものないのだ」

となります。

難しい単語は無いのですが、 「是諸法」が何を指すかが意見が別れるところ。

直訳すれば「この諸法」なので先に出てきた「五蘊」のことだけじゃないか、 いやいや「五蘊」および後に出てくる「十二縁起」「四諦」を指しているんじゃないか等、 意見は色々あるのですが、

私は「是諸法」とは、五蘊や十二縁起や四諦を含めた 「この宇宙全ての法則と存在」ではないかと思います。

だって原子の構成要素はほぼ全てが空間 (Cu原子の大きさを東京ドーム全体だとすると、原子核の大きさはパチンコ玉程度)なので、 その原子から構成されているあらゆる物質の殆どが空間なのは当然のことだし、

エンパイアステートビル(だったっけ)から全ての空間部分を除いたら 手のひらサイズになるというのは、科学の世界じゃよく知られたことではないですか。

加えて、あらゆる法則はその法則自体がニュートラルであり、 そこにエゴ(そこのあなたや私の下らない思考のこと)が介入する余地は一切ないので、 これも空であるといえます。

以上から?、「是諸法」というのはやっぱりこの宇宙の万物を指しているとするのが妥当で、 こういうのは「○○経に書いてあるから」「△△経のこの部分でお釈迦様がこう言ったから」 なんていう「伝言ゲーム」に終止するよりも、 科学的見解を入れたほうがいいんじゃないかと思うわけです。

なので、ナショナルジオグラフィックやディスカバリーチャンネル観たり ニュートン読んだりして、そこの君も「ニワカ科学者」になろう!

大体、科学ガチ勢なんて最先端の施設で研究している科学者くらいで、 残りは程度の差こそあれ皆ニワカなんだから、 ニワカで知ったかぶりしても関係あらへんて。

ただしエセ科学、テメーはダメだ。

不生不滅 不垢不浄 不増不減

そんなわけで、諸法が空(=エネルギーだというのは前回書いた)であるから、 その後に続く不生不滅、不垢不浄、不増不減についてもそれぞれ、

不生不滅:生命の生き死にというものは、 単に原子の配列状態、エネルギー状態が変化しているだけ。

不垢不浄:原子配列自体に綺麗も汚いもない。

不増不減:エネルギー保存の法則等の自然の摂理。

なんてことがいえるわけで、単にこれだけのことなのに、

そこに私たちの思考が介入してしまうため、 人間の頭の中では、 単なる「エネルギーの状態変化」がややこしいことになり、 結果苦しんだりしちゃうわけです (それが悪いとは言わないし、止めろとも言わない)。

以上、今回はここまで。

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