前回は、本書について思い出したキッカケと、 本書を手にした当時の顛末を書きました。
そして現役時の不甲斐なさを思い出してゲンナリしたわけですが、 気を取り直して、今回は本書の内容について書いてまいります。
内容といってもザッと簡単に書いていくので、 詳しく知りたい方は本書を購入してくだち。 (こんなの買う奴いるのかよ)
ゲンナリしながらページをめくると、表紙裏には読み取りスピードを促進させる カラフルなカードみたいなのがついています。
そしてまず本文に書かれているのは、「ジョイント速読法」がいかに素晴らしいかということ。
「今まで(1989年まで)の速読法はインチキだ!」
「ジョイント速読法ならば人間の潜在能力を呼び覚まし、2日で取得できる!!」
「1年間の勉強をわずか2ヶ月に圧縮可能!!」
などと景気の良いことが書かれています。 (まあ実際1989年あたりはまだ日本の景気良かったからね。仕方ないね)
そんな景気の良い「ジョイント速読法」ですが、これは何かというと、 別にタバコの葉っぱやら何やら巻いたものを吸いながら速読することではなく、
この2速度がピッタリ合う点を見つけ、スピードと理解を「ジョイント」させるのが、 ジョイント速読法であるとのこと。(今でも公式サイトがあるので、興味ある人はそこ参照)
では、どうやって潜在能力を活性化させるのかというと、次の通り。
潜在能力を活性化させ、読み取りスピードを加速させる方法は以下の通り。
要するに、160kmの直球をずっと見続けていたら 130kmがスローボールに見えるのと同じ要領であります。
今は昔と違って科学技術が発達しており、 速読に関する無料アプリとかあるので、それで訓練するのも良いかもしれません。 (ただ、実際の入試問題がスマホやタブレットの画面に出てきたり、 スマホやタブレットに入力して解答するわけではないところに注意!)
この訓練とページめくり訓練で読み取りスピードは格段にアップするので、 あとは「識力」をアップさせ、受験に対応していけば良いのです。
「識力」とは、速読で読むスピードはアップし『ももたろう』は一瞬で読めるようになったけど、 『源氏物語』はちっとも読めないといった感じのもので、詳細については次回。
<追記>
ページめくり訓練はパラパラページをめくり、徐々に速度を落としていくという方法だが、
適当にやれば良いと思うのでここでは割愛する。本当は良くないかもしれないけど。
あと「有効視野を広げる訓練」というのも載っているのだが、 ここに書くのが面倒なので公式サイト見て自分で訓練して頂戴。
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