長かった解説も今回が最終回。
今回は各科目について大雑把に書いてまいります。
ただこの本、最初に明示しておけば良かったのですが、 著者が理系なため数物化の理系科目についてしか書いてありません。
なので文系科目については、自称!文系科目を極めた この私が適当に補完してまいります。
まず覚えておいてほしいのが、各科目にはパターンがあり、 問題集を利用して1パターンにつき2〜3問覚えれば身につくということ。
本書に紹介されているパターン数は以下の通りなので、 そのパターン数の3倍の問題を速読で覚えれば入試もバッチリだということです。
つまり、数学1050問、物理330問、化学225問を前回書いた勉強法で覚えれば、 もう東大だろうが京大だろうが行けるとのことです。
何か覚える数が多いように感じますが、スピード重視で繰り返せば何とかなりそうだし、 本書によると、速読法を用いれば受験物理なぞは2ヶ月でマスターできるとのことです(本当かよ)。
それでは、どのような問題集で覚えれば良いのかというと以下の通り。
ただ、こんなのは参考程度にして、自分が気に入ったものを使用した方が良いと私は思います。
数学「チャート赤か青」:こう書いてあるんだから仕方ない。 私は黄チャートだったので、文系は黄でも良いと思う。 というか、赤チャート使っている人って見たことない。
物理「親切な物理、難問題の系統、微積の速度の箇所」: 昔は数学の微積のところに速度があったそうなのですが、今でもあるのでしょうか? 「変位を時間で微分すれば速度になります、さらに速度を時間で微分すれば加速度になります」 という少し考えれば分かる概念なので、その程度で良いと思うのですが…
※ちなみに身体の動き、思考や認識の変化をΔtみたいな概念で微分するとヴィパッサナー瞑想になるけど、 カテゴリ違いなので止めとく。
化学「必修化学、化学反応ここが狙われる、すぐ解ける化学」: センター理科は化学で受験しましたが、化学はよく分かりません。 「反応式は問題を解いていく上で覚えろ」とのことです。
本書では上記の参考書および問題集について色々書かれているのですが、 何せ1989年に出版された本なので情報が古く(「代数幾何」「基礎解析」なんて出てくる)、 あまり参考にならないと思います。
やっぱり自分に合う参考書&問題集で成績を上げていくのが一番なのですが、 どうしても読みたいという人は自分で買って読んでくだち。
あと、東大に合格しても1、2年の教養課程では文系でも数学や物理や化学をやるので、 「理系科目なんてオイラにゃ関係ないよ」という文系の人でも、 基本的なことは覚えておいて損はないと思います。 (選択科目なので徹底的にそういう講義を避けるというのも手だが…)
以上が本書に書かれている理系科目対策の概要ですが、 文系科目はどうすれば良いのか全く書かれておりません。
そこで冒頭に書いた通り、現役受験(棄権)後に本書と出会い、 本書を読んで速読をマスターしたら6年後に東大文3に受かった私が、 文系科目について適当に解説してまいります。
参考になるかは知らんけど、 参考にしたい人はしてください。
本当に適当になりましたが、文系は識力を付けることが最優先で、 あとは東大ならば出題の傾向をつかみ、上手い解答を書き上げるための 文章の構成力とか要点抽出能力を身に付ければいけると思います。
というわけで、久々に受験についての記事を書きましたが正直疲れました。
ただ、当サイトを読んで名門校に合格される方も少なからずいらっしゃるということが分かったので、 気が向いたら何か書いていこうと思う次第でございます。
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