やる気なんていらない、不要である理由

※これは6年くらい前に書いた記事のリニューアルです。

当サイトを開設したとき、受験生の相談を受けていたのですが、 その中で一番多かったのが「やる気を出すためにはどうすればいいですか」というものでした。

私も自分の経験を振り返ったり色々考えた結果、 「やる気が出るまで、尻に火がつくまで放っておくのが一番だろう」 と思っていたのですが、

自分の内面を観察すると以下のことが分かったので、 今回はその旨を書いてまいります。

やる気は「水物」である

まず自分の内面を観察していれば分かるのですが、 やる気なんていうのは水物、 先物相場の如く乱高下を繰り返すものだということです。

しかも先物相場よりタチが悪いのは、毎日毎日、原因も分からないまま乱高下すること。

乱高下するやる気
このような感じで、日どころか時間単位で意味もなく乱高下する。

朝起きてやる気0だったけど、正午にやる気MAXになっていた。 しかしその後、夕方4時にはどん底まで落ちた...

こんなことが日常茶飯事なのは、 これを読んでいる方々も身に覚えがあるでしょう。

そのような「やる気」などに頼って仕事や勉強をするというのは、 全財産を先物相場にぶち込むくらいイカレたことであり、

「やる気がない」などというのは、 本当はやりたくない仕事や勉強などから逃げるための言い訳、隠れ蓑に過ぎないということです。

モノをいうのは才能や能力

一方、時間単位で乱高下する「やる気」に対して、 日単位ではあまり変化しないものがあり、それが「才能」「能力」です。

ここでいう才能と能力の定義は以下の通り。

「才能」は生まれついてのものなので自分で見出さない限りはどうしようもないですが、 「能力」は毎日続けていけば、少なくともド素人よりはマシになっていきます。 勉強に限らず、野球などのスポーツなんて良い例じゃないでしょうか。

やる気のない野球部とやる気満々な同年代のド素人9人が試合したら、 やる気のない野球部が勝つに決まっています。

また、やる気のない私とやる気満々な公立の中学生が学力テストで勝負したら、 十中八九私が勝つでしょう。

なので、自分の才能を人生の早いうちに見つけるか、 自分が伸ばしたい能力を見つけましょう。

できればお金に直結するものが良いですが、 お金と関係なくても、 youtubeみたいにいつどこでお金に結びつくか分からないので、 金云々よりも好きなことを選んだほうがよいと思います。

自分の才能なり伸ばしたい能力なりを見つけたら、 最早やる気などという不確かなものに人生を振り回されることはなくなります。

やる気なんていらない:まとめ

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