3月です。
この時期になると、大学に合格された方々からご報告メールがきて、 それを結構楽しみにしております。
なので3月に入ると「今年はどんなメールが来るのだろう」と楽しみになったり、 「今年は報告ゼロ人?いやまさかゼロはないだろう」と不安になったりして忙しいのですが、
今年も無事ご報告メールをいただいたので、紹介してまいります。
タイトル:六郎さんのサイトを読んで少しだけエゴを克服し大阪大学法学部に合格しました
はじめまして。この度、阪大法学部に合格した者です。
六郎さんのサイトを知ったのは高校2年生の時でした。
その時は、実質六浪もして何を偉そうに語ってるんだなど、 有名進学校に通っていたこともあって斜に構えており、 ほとんどこのサイトの伝えたいことを理解できていませんでした。
私の家庭環境は六郎さんと似ているところがあり、 その時の私はニート時代の六郎さんのように受験から逃げている事実やうまくいかないことを周りのせいにしたり、 勉強しようとするも強迫観念にかられて全く進まないなどひどいありさまでした。
模試などで現実を見せつけられる度に何かに苦悩していたのを覚えています。
結局、現役時代には受験に失敗しました。
同志社には受かっていたので浪人するか同志社に行くかと悩んでいました。 その時、浪人の決断の決め手となったのが六郎さんのサイトです。
現役時代は理系でしたが、どうしても物理ができずもう物理をしたくもなかったので、 文転し、ながら勉強でもいやいやでもいいから勉強することを決めました。
浪人時代は、ニコ生のどうしようもない配信者をみてゲラゲラ笑いながら勉強したり、好きな音楽をかけながら勉強したり、だれて遊んでしまう受験生よりもだらだらではあるけど確実に勉強時間を積み重ねていくことができました。
結局秋の冠模試でA判定とE判定をとるという二次力への不安材料とセンターの少しの失敗で京都大学は諦め、大阪大学に合格しましたが、今までの勉強がある程度の形にはなったので今は満足しています。
六郎さんのサイトは受験の指針をしめしてくれるだけでなく、 精神のいじくり方まで教えてくれる素晴らしいサイトです。
受験生は模試やら親との関係などで気持ちが不安定になりがちですが、 自分の身体や思考までも突き放すという態度や、 どうせ世界はわけのわからん力によって動いていると達観する姿勢など、 受験生の精神安定につながるようなことも書いてあるので、個人的にはかなりいい影響を受けました。
しょうもない受験生の合格体験記の何万倍もためになりました。 ありがとうございました。
これからも六郎さんのサイトを楽しみに拝見させていただきます。
ということで、阪大に合格された方からのメールでした。
合格おめでとうございます。 私はもう一度住むなら大阪の天神橋筋にまた住みたいと常々思っているので、 非常に羨ましい(阪大は千里だけど)。あと阪大といえば手塚治虫。
こんなことを考えていると、何だか関西の方に帰りたくなってきました。
それはともかく、当サイトについてですが、 書いている本人も読み返してみて「このオッサンは…!(言動が)痛い痛い…」となることあるので、 ファーストインプレッションがよろしくないのは仕方ないことでしょう。
それでも当サイトが浪人を決意され、 ひいては阪大合格のキッカケになったとのことで、 お役に立てたことを大変嬉しく思っております。
メールを拝見するに、 ご報告者の方は「自分なりの勉強方法」を確立されたようで、 それが合格につながったのでしょう。
というより、合格者の方々からいただいた合格ご報告メールを拝見するに、 もう「自分なりの勉強方法を確立する」というのは、 難関大学に合格するための必須事項ではないでしょうか。
また、「六郎さんのサイトは受験の指針をしめしてくれるだけでなく、 精神のいじくり方まで教えてくれる素晴らしいサイトです」以下に続くように、 ご報告者は受験を通して精神方面も鍛えられた(「鍛える」という言葉が正しいかは不明)とのこと。
私としては自分がそうだったので、 精神面なんて大学卒業してからでも良いと今までは思っていたのですが、
昨年北海道大学に合格されたお二方もそうだったようだし、 受験を通して精神面をリファインするのも良いかもしれない、 とも思い始めました。
「受験勉強そっちのけでやるのは論外」ですが、 今回のご報告者様のように一定の効果が得られることもあるようだし、 受験生も受験勉強を充分におこなった上でやってみればよろしい、 と考えるようになりました。
以上、簡単ですが、合格おめでとうございました、 ご報告者様のこれからに幸多からんことを、と申し上げ、 今回はおしまいとさせていただきます。
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