3月であります。
この時期になると、大学合格のご報告メールという嬉しいメールをいただき、 当時の興奮を思い出し我が事のように喜び(これは本当)、
さらにはお褒めの言葉をいただいて「ああ、色々書いてきてよかったなあ」 「これからは心を入れ替えて、マジメ度100%なサイトを作成するぞ!」と思うのですが、 半年もするとその感動や決意もどこへやら、となってしまうのであります(これも本当)。
そんな3月なのですが、何と今年は、 3月10日の合格発表当日に2名の受験生の方からご報告メールをいただきました。
実のところ、「3月10日は合格発表」ということを忘れていて、 帰宅してメールチェックしたらメールが2通届いており、 たまげた次第であります。
まず今回は、理一に合格された方のメールを紹介いたします。
なぜこちらの方が先かというと、 メールをいただいたのが数時間早かったからという、安直な理由です。
初めまして。この度東京大学理科I類に一浪で合格したものです。
六郎さんのサイトに出会ったのはもうかれこれ3年前、高校2年生の終わりの頃でした。
それまでは部活ばかりしており、 理系なのに数学が全校で下から10番以内だったりと勉強の方は酷い有様でした。
学校の中でも「あいつはバカ」ポジションを築き、友人には自虐ばかりしていました。 そのポジションに謎の安堵感(?)を覚える一方で、それは心底嬉しいものでもありませんでした。
現役受験生になってから勉強を始めたころには東大志望なんて口が裂けても言えないような成績だったのですが、 その時の支えになってくださったのが貴サイトです。
成績が出ないときも、必死に勉強を続ければいつか結果を出せると信じて、 自分なりに部屋で必死に勉強しました。
また、書いて勉強することの大切さ、 繰り返す事の大切さを実感することができました(腱鞘炎にはなりましたが安いもんです)。
結果、もともとの素質がないからか、現役では不合格となりましたが、 書いて勉強すること、繰り返す事、さらに自分で決めた事をやりきる事を貫き、 今年無事合格することができました。
貴サイトに出会わなければ、あのバカポジションで人生を終えていたことは火を見るより明らかです。
受験と貴サイトを通じて大切なものをいくつも得ることができました。 本当にありがとうございました。
これからも楽しく拝見させていただきます (ちなみにですが、今日ニューアースを買って来ました)。
(本文ここまで)
本文とは全然関係ないが、 私は筆圧が強いので、0.3mmとか使ったらボキボキ折れてしまう。
あと「理科一類と書いてないじゃないか」と思われる人もいるかもしれないが、 それについては次回解説する。
というわけで、素晴らしいご報告メールでした。
まず何が素晴らしいかって、 数学の成績が下から10番以内で理一に合格されたこと。
たとえ報告者様の学校がバリバリの進学校だったとしても、 「学年で下から10番」という成績はどれだけ悲惨なものであるかは、 進学校在籍者や卒業生の方々なら分かるでしょうし、 故中島らも氏の本を読めば分かることでしょう。
そのような酷い状況(失礼)から、 当サイトがキッカケになったのかは分からないけど、納得のいくまで必死に勉強され、 結果合格されたのは素晴らしいとしか言いようがありません。
また、自分が道化を演じていることに気付き、 「安堵感はあるけど嬉しくはない」という本心に気付かれたのも大変素晴らしい。
無意識に生きている人間は、自分の内面と向き合い観察するようなことは普通しませんし、 そのような気付きもないでしょう。 (気付いても「怖くてできない」となる)
この気付きも、東大合格の一因となったのではないかと、 私は勝手に考えております。
あと、腱鞘炎になられたとのことですが、 そういえば数ヶ月前に「受験生です。腱鞘炎になりました」というメールをいただきました。
受信箱の整理をした際消えてしまったので、 今となってはご報告者様からのメールか知る由もないのですが、 もし私が丁寧に回答していたら、そこでハングリー精神がプッツリと切れ、 「湧き上がる依存心→馴れ合い→グダグダな状態」となり、 結果不合格になっていたのではないでしょうか。 (そもそも私は医者ではないので「丁寧な回答」なんてできない)
なので、もしあのメールがご報告者様なら、 「回答しなくて良かった」と私は思うし、ご報告者様もきっとそう思われることでしょう。 (違っていたら何とも言えないが)
まぁ腱鞘炎については、 東大は保健センターが充実しているので、酷いようだったら相談してください。 (入学時の健康診断で言うのもアリ。 私は「時々死にたくなる」と言っただけで書面で呼び出しを食らったが)
以上、今回はここまで。
ご報告者様におかれましては、 合格おめでとうございます、ご報告ありがとうございます、 そして楽しい大学生活を送られますように、という言葉で締めさせていただきます。
次の東大合格ご報告メールに続く。
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