病気は悪いものではない 解説まとめ『快癒力』その5

前回の記事:過去は変えられる

今回で5回目となる解説『快癒力』。

前回は「人生はいましかない」について書きましたが、説明するの難しいですし、 この辺のことは言葉で説明されたものを読んでもあまり意味がなく、 自分で実感されるのが一番だし、それしかないと思います。

ここで、自称マスターとかなら「今にある方法を教えてあげよう」 なんて要らんお節介をやいたり、インチキを教えて金を掠め取ったりするのですが、

あいにく私にそのような趣味は無いので、各自が好きにすれば良い、 何なら死ぬまで「今にある」になんて気付かなくて結構、 それでも充分生きていける、というスタンスでございます。

病気は悪いものではない

そんな戯言は置いといて、今回は「病気は悪いものではない」について。

本書には散々「病気は宇宙からのメッセージ」なんて出てきて、

「『病気=不幸』と考えているうちは治らない。病気にならなければ分からないことがあり、 『病気=成長のための贈り物』と思えたとき、ブロックが外れて治癒が始まる」

「多くの人は病気になると人生を中断して『病気治し』に専念しようとするが、人生に中断などない。 そもそも、病気は人生の邪魔にはならない。病気もまた人生。 楽しい人生の邪魔にならなければ、病気などあってもなくてもどっちでも同じ」

「どんな病気になろうが、結局のゴールは死。 限りある肉体にこだわるのは、物質にこだわっているということ。 いずれ天に返すときがくるのに、自分のだと勘違いしている」

などと書かれています。

この辺のことは本書に限らず、ニューアースや他の本にも載っていて、

「病気は病気にすぎない、ただの解釈の違い」 「自分を、体という”形”と同一化するから苦しみが生まれる」

と同様であると思うのですが、 こんなの実感できないと理解できるものでないし、 私自身も常に実感できているわけでもありません。

ただ私の場合、いままでは目の前をジジババがノロノロ歩いていると 「この野郎醤油瓶」とか思っていたのですが、 足を痛めてからはそのようなことを思わなくなりました(えー)。

要は足が悪くなったことで足腰の悪い爺さん婆さんの状態や気持ちが 身を以て分かるようになったということで、

こんな下らないことでも「成長」といえば成長なので、ただ在るとか同一化とかよりも、 まずはこの程度で良いから、 「病気=成長のためのプレゼント」と実感すれば病気も治っていくのではないでしょうか。

まあ、本書の最後にあるように、 人間の体なんて生命エネルギーで動いている機械(キカイ…)みたいなもんやし、

『快癒力2』にあるように、人間病気になろうがなるまいが、節制しようが不摂生しようが、 寿命がくるまでは絶対に死なないので、 病気の症状で一喜一憂したりあれは健康に悪いこれは良いと神経質にやるよりも、 くたばるまで気楽にやれば良いと私は思っております。

インテリが書いた本

というわけで、ここまで『快癒力』について好き勝手書いてみましたが、 今まで何年間も色々な本を読んできて思うことは、やっぱり日本人の書いた精神系の本を読むなら、 本書のようなインテリの書いた本に限る、ということ。

何でかと理由を考えてみると、やっぱりインテリというのは頭が良いので文章に重みがあるし、 何より、本やセミナーでなくとも稼ぐ手段があるので、 媚びたり必死になったり綺麗事や嘘っぱちを並べたりせずノビノビと書かれていて、 その「余裕」のようなものが読み手に伝わってくるからだと思います。

本書に限らず、 近々紹介文を書く予定の『死ぬな 生きていれば何とかなる』という本もそうだったし、 最近読者から紹介された『普通がいいという病』という本もそうでした。 (『死ぬな』は著者の半生が淡々と語られているだけだが)

まあ、『脳内革命』の著者の病院はその後倒産したり、 『脳内革命』自体が「あれはダメこれはダメ」が多くていささか辟易とさせられたし、 医者だから金持ちだからと肩書等を盲信するのもアレですが、

出自の分からないキラキラ☆ハッピー系やナントカカウンセラー、 ナントカアドバイザーとかの本を読むよりかは インテリの書いた本を読んだ方がためになるというのが、 今のところの私的結論であります。

※じゃあラマナ・マハリシとかはどうなんだということになるが、 ラマナやたこ八郎みたいな人はやれインテリだ何だと騒ぐ俗物には推し量れない、 仙人みたいな人たちだから何ともいえない。 まぁラマナはインド人だし日本にはそういう人めったにいないけど。

そして、結局何が言いたいのかというと、 いつも上っ面では「神様仏様読者様」と読者に媚びへつらい、 下ネタどころかジョークの一つも書かずに歯の浮くような綺麗事を並べ、 その裏ではインチキセミナーを開催して参加者から芋づる式に金をむしり取ってやろうと画策している当サイトも、 そういったインテリの方々の奔放さを見習いたいと思いましたとさ(大嘘)

数ある健康法についてに続く。

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