社内ITの情報システム部は天国

私が大学生の頃はITバブル真っ盛りで、 製造、保険、通信など各社がIT子会社を作り、 新入社員をジャンジャン募集しておりました。

私はかつて「パソコンの大先生」だったこともあり、 ITにちょっと興味を持って某金融系のIT企業を受けてみたのですが、 空気を読めない性格のために見事落とされたという経験があります。

結局、某製造業の情報システム部に配属となったのですが、 今回はその時の思い出、仕事内容について書いてまいります。 IT業界、特に社内IT部門や社内SEを目指されている方 (新卒でも転職でも両方)の参考になれば幸いです。

マイナビITエージェント
激務から脱出し、のんびり仕事ができるIT職をゲットしよう
転職の穴場マイナビエージェントIT

※マイナビのプロモーションを含みます。

情報システム部の仕事内容

社内IT部門である情報システム部の仕事は大きく分けて2つ、 社内のインフラ構築と、会社で使用するシステムの構築です。

インフラ構築というのは、LANケーブルを引いたり、 パソコンを仕入れたり、セットアップしたり、 サーバーのバックアップをとったりとか、 パソコンの大先生が好きそうな内容なのですが…

社内のPCにトラブルが発生した時は対応しなければならず、 しかもPCは社内に何百台もあるので、毎日必ずどこかで トラブルが発生してしまうわけです。

PCが使えなくてイライラしている社員のプレッシャーを背中に受け、 ひたすらPCを直す作業はなかなかクるものがあります。

システムの構築というのは、要は社内システムのプログラミングです。 プログラムを組立てたり、改造したりします。

プログラム構築といっても、ほとんどがプログラムの改造だったりします。 (内部統制的なものだったり、数字の集計方法だったり)

部屋にこもって黙々と作業をするので、雰囲気的にはこちらの方が パソコンの大先生向きなのですが、プログラムを理解していないと メチャメチャになってしまいます。

どっちが面白いかと言われたら、どっちも面白くないですが(笑)、 パソコンの大先生的な視点では、インフラ構築の方が楽しかったかなと 思います。

情報システム部は他部署の下っ端

情報システム部は、基本他部署の下っ端です。

銀行から下ってきた、ITの知識も技術も無い人間が 部長をやっているような情報システム部は特に。

毎日他部署から「あれをやれ、このシステムをつくれ」とか 「PCの調子が悪い、メールが受信できない」など、 注文が沢山きます。

いざシステムを作ったり、PCの調子を良くしてやっても、 やれ「操作性が悪い」だの「バグが出た。どうしてくれる」だの、 文句ばかり言われて一つも感謝されません。

これは当時の私には、全く耐えられる状況ではありませんでした。 何で東大卒の俺がこんな下男みたいな真似をしなきゃいけないのか、 毎日頭にきて血圧を上げておりました(その割にサボりまくってたけど)。

情報システム部の仕事は楽

当時はクソな仕事だと思っていたのですが、 今考えてみると、情報システム部の仕事はめちゃくちゃ楽です。

所詮は社内のIT部門なので、責任は社内だけにとどまり、 大きなミスをしても「アハハ!ごめんごめん!」程度で済みます。

しかも、プログラムは改造ばかりなので、ほとんどコピペでOKで、 難しいプログラムや新規のプログラムは 「外の業者にまかせよう」ということになります。

PCトラブルやサーバー等の構築でも、あまり難しいと 「外の業者にまかせよう」ということになります。

経理で「税効果会計の計算が難しいから、外に任せよう」 なんて聞いたことありません。 (非上場の中小企業の殆どは税理士任せですが)

確かに社内ではペコペコしていましたが、 営業ほど気を使うわけでもないのです。

情報システム部ほど楽な仕事なんて、 他にはないと私は確信しております。

総括:社内ITになろう!

というわけで、IT業界で働いている人で、IT土方にウンザリしている人、 デスマーチで死にそうになっている人は、 情報システム部のような社内IT部門を目指して転職しましょう。

非上場かジャスダック、マザーズ上場程度の製造業だと、 ITの知識を持った人間なんて殆どいないからおすすめです。

新卒の人で「そもそも仕事なんてしたくない」という人も、 是非とも情報システム部を目指しましょう。

ぬるま湯ですが、会社自体の業績が良ければ ダラダラ片手間に仕事ができるし、天国そのものなのが 情報システム部なのです。

生きる上で大変ためになる記事一例

引き寄せに関する大変素晴らしい記事一例

...