失敗と理性の力

前回の記事:自分自身の思い込み

今回は、失敗と理性の力についてです。

失敗なんて忘れろ

まず、成功へのサーボ機構と理性の説明についてですが、

定めた目標に対して試行錯誤を繰り返しながら、間違った行動は忘れ、正しい行動だけを記憶して、 その目標に向かう。その間に理性が働き、徐々に正しい行動だけとるようになる。

こんな感じです。自転車や車に乗る訓練をイメージすればしっくりくるし、 別に自転車や車に限らずとも、万事このような感じだということです。

で、前回の続きなのですが、こんなのを読んでも 「嘘だ!オレは今でも失敗したことを覚えてるぞ!」 なんて言う人いるでしょう。

そういう人は頭で記憶しているだけで、 身体までが失敗を覚えているわけではないことを、 きちんと自覚してください。 (今でも車を発進させる度にエンスト起こしてるのかという話)

さらに、P.61には「マイナス思考は将来の失敗の歯止めにはなるが、 成功の導火線にはならない」と書いてあるし、 「幸せになれない人は、絶えず頭の中で過去の失敗を繰り返し後悔している」 なんて書いてあります。

よって、失敗したことなんて忘れりゃいいんです。 失敗を記憶していようが後悔しようが、再び失敗するときは失敗するので、 失敗を記憶し続け、ましてや後悔するなんて、百害あって一利なしです。

そんな下らないこと考えるよりかは、 「自分自身を過小評価し、直面している状況を過大評価している」ことに気付き、 「しなければならないことは、簡単にできる」と思い込んだ方が100000000000000倍マシなのであります。

理性の力

続いて、5章のサブタイにもなっている理性について。

P.68には「成功へのサーボ機構は、設定する目標によって、成功するようにも 失敗するようにもなっている。働き方は機械のそれと同じで、血も涙もない」 と書かれています。

要は、どんな状況下、たとえ自分に不利な状況下でも、 きちんと目標を見据えておく能力というのが「理性の力」というやつで、 アイゼンハワーの例にあるように、 「(連合軍が負けたら)そりゃ困ったことになるね。しかし、 そんな風に考えることは絶対に許さないよ」 と、目標から目を逸らさないという話です。

また、本書にあるように野球で例えるなら、 ボールから目を離さずじっと見るのが理性の力ということで、 なんだそりゃと思うのですが、理性の力で目を逸らさず見ていると、 機械的にサーボ機構が働き、目標に達するというわけです。

これが何で「理性の力」なのかはよく分かりませんが、 原理としては正しいので、自分に不利な状況下でも目標は見続けましょう。 あと、状況に振り回されないのも「自由」の一形態であるので、 「自由になりたい」と思っている人は是非身に付けましょう。

全て丸投げしように続く。

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