ニートから1年で東大合格した私の共通テスト(センター試験)

共通テスト(旧センター試験)の勉強法ですが、 結論を申し上げると「過去問を5年分くらいやっておけばいい」ということになります。

ですがそれではあまりにも素気ないので、 科目別に見ていきますが、 私はセンター本番で800点満点中600点チョイしか とれなかったので、あまり参考にはならないかもしれません。

※最初の大学に入る時は720/800点だったのに、何でこうなった。

東大のように、センター試験は「消化試合同然」の大学を受験される方以外は、 他を参考にした方が良いかもですが、その辺はご自身で判断してください。

センター化学は適当でおk!

私は元理系なので、物理でも化学でもどっちでも良かったのですが、 物理は当たり外れ、得点のブレがあるので、点がブレない化学にしました。

で、まず何をしたかというと、有機化学を捨てました。

私は高校の時から有機化学が大嫌いだったんです。 いくらやっても分からない。

何度もやり続けれていれば、 ある日突然理解できるようになるのは充分わかっていたのですが、 時間がもったいなかったのです。

有機化学をやる暇があったら、英語や数学や世界史地理 の勉強をした方が、合格に近づくんです。 大体、化学で満点を取ったって、2次試験の漢字書き取りを全部外したら、化学の満点なんて吹っ飛びます。

何だか良く分からない。さほど合格に結び付かない。これは放棄するしかないでしょう。

というわけで、有機化学は1年間で累計5分間も勉強せず、 化学という科目自体、過去問とうす〜い問題集(もちろん有機は飛ばす)をチョコチョコっとやっただけでした。 センター本番の時は、有機化学は全部「3」をマークしました。

それでも7割取れました。

どの科目も満遍なく完璧にやるのもいいですが、 どれも完璧にできるほどの時間はありませんし、 「完璧にやろう完璧にやろう」と考えてしまうと力が入りすぎてしまい、 逆に足をすくわれる結果となってしまいます。

よく言われることですが、本当のことです。

文系の理科、理系の社会の勉強は、 特に東大みたいにセンターの配点が低い学校では、 「6〜7割とれればいいや」的な気楽さで充分だと思います。

その分、他の科目や2次の勉強をすれば良いだけの話です。

理系で社会で苦しんでいる人、文系で理科で苦しんでいる人は、 ちょっと見方を変えてみたらどうでしょうか。

大学入試は、合計点で合否が決まるんです。そこを忘れてはいけません。

「分からないところを勉強する勇気」も大切ですが、 合格するためには「分からないところを捨てる勇気」も大切なのです。

捨てる勇気!!!有機だけに。

終わり!閉廷!

センター英語

今まで勉強してきているんだから過去問やるくらいで充分です。

特に東大受ける人は、2次試験の簡単バージョンだと思えば、 問題形式も何か似てるし本当に簡単でしょう。

逆に英語が苦手で苦手で仕方ない人も、せめてセンター試験で6割くらい、 他に得意な科目が無い場合は7割くらいはとれるようになっておきましょう。

力押しでいくなら、単語と熟語をもう滅茶苦茶大量に 頭に詰め込んでおくという手もありますが、 英語の勉強法で書いたように、 文章における動詞の見つけ方くらいは 実践できるようにしておいた方が良いかもしれません。 (でも英語が苦手だと、東大入ってから苦労するんだよなぁ…)

センター国語

現代文なのですが… 古文漢文以外は「時間の無駄」だと思い、何も勉強していませんでした。

過去問すらやってませんでした。 「現代文なんてどうせいつも満点だし、やってもやらんでも同じだろう」 と、タカをくくっていました。

それがセンターの小説問題で0点をとるという、 素晴らしい結果につながったのです。 (当時は、あの小説を書いた奴をブチ頃してやろうかと思いました)

自分の得意科目だからって、勉強しないというのはすごくマズいことです。 下手をすると命にかかわります。

上に書いた化学の場合と矛盾するじゃないかと思われるかもしれませんが、 「捨てる勇気」と「見くびる油断」は似ているようで全然違います。

ですので、英語が得意な人は英語のセンター過去問を、 数学の得意な人は数学のセンター過去問を、 早い時期にパパッとやって、傾向を掴んでおいた方が良いです。 得意なんだから、短時間で済ませられるでしょう?

それすらしなかったら、私のようになるのでご注意を。 ちなみに、古文と漢文はきちんとやっていたのでほぼ満点でした。

センター数学

2次試験では微積分に全てをかけていたので、 色々出題されるセンター数学は、2次試験とは別物でした。 センターで頻出のベクトルなんて、 東大の入試には殆ど出てきませんし。

数学が得意な人は「センターも2次も同じだよ。簡単じゃん。」 と思われるかもしれませんが、 私は数学が苦手だったのです。元理系なのに。

なので、センター数学の傾向を掴むために、 過去問を5年分じっくりやりました。

センター数学は結構勉強したのですが、 本番ではⅠ、Ⅱ合わせて7割でした。

苦手科目に立ち向かう時は、 「苦手科目なんてこんなもんだ」と 割り切れれば良いのではないでしょうか。 そう割り切れれば、試験の最中に パニックになって、頭が真っ白 という現象も防げると思います。

センター社会

私が受験していた頃は、世界史と地理の試験が同時にありました。 なので45分くらいで両方とも解いて、 残り時間はどちらを提出するかで迷っていました。

結局地理を提出したのですが、後で答え合わせをしたら 世界史の方が高得点だったという有様でした。

今後はこのようなことは無いみたいなので(多分)、 センター社会なんてクイズだと思って適当に解けばいいと 思います。

その程度なんです、センター社会なんて。 これは文系の人も理系の人も変わりません。

おわりに 合格する人は合格する

この記事を書いているのは、2011年12月31日ですが (大晦日に何やってんだ)、 ここまで書いて、「来年のセンターはどうなるんだろう?」 と思って2013年のセンター試験内容を調べたら、 何か詳しいことはよく分からんですが 社会の受験生は2時間かけて1科目をじっくり解く ことができるようになるみたいです。

これは社会が苦手な理系の受験生には、朗報ではないでしょうか。

まぁ、受験生にとっては色々思うことはありましょうが、 センターがどんな制度になろうと、合格する人は合格します。

自分の事を棚に上げて、偉そうなことを言わせてもらうと、 たかがセンター試験の制度なんかに左右されるようでは、 合格できるほどの学力、思考力は身に付いていない、ということです。

あなたが望むことは、 センター試験で高得点をとることでしょうか? それとも行きたい大学に合格することでしょうか?

センター試験本番までもうすぐですが、 お正月にでもその辺を考えてみられてはいかがでしょうか。

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