ニートから1年で東大合格した私の受験直前、受験前日の過ごし方について

注意:受験直前になったらよく読まれる記事がこちらでございます。

それは良いのですが、この記事を書いた6年後に2記事、 その4年後に1記事追加しており、正味4記事となっております。

4つは長いので、この度まとめて1か2つにしようかと思ったのですが、 なるべく生の声を残しておいた方がいいだろうということで、 読みやすいように体裁だけ整えてそのままにしました。

どれが正しいのか、それは読む人それぞれの判断なので 「これが正しくてこれは間違い」などと私からは言わないし、 この世の他の事象と同様、全てが正しいかもしれないし、全てが間違いかもしれません。

ただ、色んな知識やら何やらを詰め込むだけ詰め込み、 最後に至るのが「ぶっちゃけ話」の境地だと私は思います。

まぁ、とりあえずザッと読んで、 参考になる箇所だけつまみ食いしてくださればよろしい。

というかこれ、受験直前だけじゃなくてもっと前から読む記事だと思うんだけど、まあええわ。

受験直前、前日の過ごし方:共通テスト(私のときはセンター試験)の場合

 

共通テスト1週間前

共通テスト1週間前からは、共通テストの過去問ばかりやっていました。

足きりに遭ったら「即サヨナラ」なので、この時ばかりは流石に東大2次の問題はやらず、 共通テストを突破することだけに集中していたのです。

よくよく考えてみれば、本当に真剣に共通テストに集中して勉強したのは、試験前の1週間だけでした。 穿った見方をすれば、私の共通テスト対策は「1週間漬け」だったといえるかもしれません。

共通テスト前日

共通テスト前日の金曜日は、英単語帳とか眺めていました。

今更ジタバタしたって仕方ないだろう、と考え、 いつものように手を動かすことはせず、音楽を聴きながらボーっと眺めていたのです。 食事もお茶漬けを一杯食べたくらいで、寝ました。

共通テスト1日目終了後

1日目終了後は、もちろん会場で配られていた速報を受け取り、 家に帰ってから英語の自己採点をして、「やった!200点満点じゃないか!」と喜んでいました。 そのハッピーな気分を胸に、「こりゃ700点超えたな。ああよかった」 と思いながら眠りにつきました。

共通テスト2日目終了後

前日の英語が良かったので家に帰っても自己採点せず、今までのストレスを解消するかの如く、 アイスやお菓子をたらふく食べて寝ました。

そして翌日に全科目を自己採点した結果、 「800点満点で600点ちょっと」という有様を目の当たりにし、 奈落の底に叩き落されることになったのです。

あの時の、1年間の勉強が無駄になるという絶望感は、今思い出しただけでも身震いがします。

2次試験の出願は、前期は予定通り東大の文Ⅲにしましたが、 センター試験の結果が結果だっただけに、後期が中々決まりませんでした。

埼玉大教育学部だの、都留文科大学だの色々迷ったのですが、 「東大落ちたらどこ行っても同じ」という思いだったので、 センター試験の点数だけで合格が確定していた、神戸大学経営学部の夜間にしました。 滑り止めの私立大学は1校も出願しませんでした。

私はもう、東大以外の勉強はしたくなかったのです。 東大合格に直結する勉強以外のその他諸々はハッキリ言って「時間の無駄」だと考えていました。 絶望のどん底にありながらも、 当時の私はそれ程、東大だけに意識を集中させていたのです。

しかし、センター試験に惨敗したショックは1日2日では拭いきれず、 立ち直るまでに結局、2週間ほどの時間を要しました。

絶望の底にあった2週間、何をしていたかというと、 問題集や参考書をボーと眺めたり、 手塚治虫の「火の鳥」や「ブッダ」を読んで

「ハァ…生きるって何だろう、人間って何だろう。」 「人間の魂も、しねば一つに還元されるのか」

などと考えてブルーになっておりました。

受験直前、前日の過ごし方:東大二次試験の場合

東大二次試験 数週間前

センター試験から2週間経った後、ショックもようやく和らいできて 「泣いても笑ってもあと少しだから、やるだけやっちゃおう」という気分になってきました。

そして、「これが最後!」という覚悟を決めて、 今まで使用してきた問題集、参考書、Z会の教材などを一冊ずつ復習していき、復習し終えた後は、 「これで全部分かった、今までありがとう」と感謝しながら、一冊一冊ゴミ袋に捨てていきました。 これを受験の前々日まで繰り返したのです。

東大二次試験 前日

受験前日の大部分は新幹線の中で過ごしました。 キオスクで買った昼食代わりのビールを片手に(!?)、 東京に着くまでの数時間、ず〜っと窓の外を眺めていました。

宿泊先に到着した後は、 近所のスーパーでエースコックの「鯛だししょうゆラーメン」を買い (当時は達磨ではなく、鯛の絵だった)、それを食べた後は寝るまでテレビを眺め、 22時前には睡眠薬飲んで寝ました。

東大入試1日目終了後

国語がバッチリだったものの数学で1題しか完答できず、 「もうおしまいだ…人生終わった…」 とセンター後の悪夢が蘇ってきました。

しかし、泣いても笑っても「あと1日」だったので、 昨日と同じスーパーに行き、エースコックの 鯛だししょうゆラーメンを買って食べ、 昨日と同じくテレビを眺めて過ごし、22時前に睡眠薬を飲んで寝ました。

自分を信じろ(信じられなくてもOKだが)

というわけで、私の受験直前、受験前日の過ごし方を書いてみましたが、 いかがだったでしょうか。

色々おっしゃりたいことがあるのは、よく分かります。 自分で書いていても「大丈夫なのかコイツ」と思ってしまいました。

しかし当時の私は、自分なりの信念を持ち、それに従い行動していたので、 上記のような行動をとっていても、後悔は殆どしませんでした。

センター後に勉強を2週間サボったことについても、 後悔などトータルで数分もしなかったのです。

年が明けて新年ともなると、色んなところで受験特集が組まれ やれ受験直前はあれをしろ受験前日はこれをしろと、色々書かれています。

私が受験を控えたあなたに言いたいのはただ一つ、 「自分の信念に従って行動せよ」これだけです。

ぶっちゃけると、あなた自身以外の、私を含めた他人の意見など、 ただの「雑音」に過ぎません。

雑音でも参考になるところがあれば参考にすれば良いですが、 メインはあくまで、受験をするあなた自身です。 他人のやり方、ノウハウを見聞きすると、凄いことをやっているかのように 錯覚しますが、実際はそんな大したことなどやっていません。

東大に合格した私ですら、上記のような体たらくです。 ただ当時の私は、周囲から何を言われようが、 自分を信じ、自分の信念に従って行動しました。

自分がバカだと分かっていたから、とにかく勉強をやり続けました。

合格後に話をした時、麻布のエリートさん達がドン引きする程の 勉強量をこなしていました。

そして、受験前には、これだけの勉強量をこなしたのだから、 たとえ東大に落ちたとしても、それは私の考えや行動の結果ではなく 「天が私を見放したこと」、天命だと思っていました。

受験直前の私の精神状態は、そこまでいっていました。 受験も直前となれば、もう精神論なわけです。

ですのであなたも、雑音に依存したり、惑わされたりせずに、 徹底的に自分を信じて、覚悟を決めて、自分の信念に従って行動してください。

そうすれば道は開けます。

まだ読みたければ、下記の3つから好きなのを選んでね。

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