簿記3級の記事を書いてから何ヶ月も経ってしまいました。 すっかり忘れていましたが、今回は簿記2級について書きます。
いるかどうか分かりませんが「将来経理部で働きたい」 などと考えているおめでたい人は、簿記2級を取っておけば充分です。
「上場企業だと簿記1級が必要なんじゃないか」と 思うかもしれませんが、1級はハッキリ言って不要です。
実務と教科書とは大きく異なるので、かえって有害かもしれません。
ですので、2級までの知識を付けておけば、 例え監査の厳しい上場企業でも充分働くことができます。
逆に言うと、簿記2級程度の知識が無いと、内部統制の観点からも 経理で働くことは不可能かと思われます。 (実際、前の上場企業では簿記の資格を持っているか調査が行われました)
商業簿記、工業簿記とも「20日で合格るぞ!」を使いました。 実際のところ、20日では受かりませんが。
問題集がやりたければ、 過去問+「20日で合格るぞ!」の問題集を使えばよいかと思います。 余裕をもって勉強したければ、 大体4ヶ月くらい前から始めれば良いでしょう。
まず商業簿記です。 過去問を見れば分かりますが、最終的な目標はB/SとP/Lを 作成することです。
作成前に支店本店会計だの引当金の繰入だの売掛金の回収漏れだの 色々仕訳があるので、取りこぼしに注意すれば大丈夫です。
勘定科目は問題用紙に書いてあるので、覚えなくてもOKですが、 「こういう場合にはこの仕訳」と覚えておかないと、 何も解答できなくなります。
まぁ問題集やっていれば自然に身に付いてくるので、 気楽に繰り返しやっていってください。
商業簿記よりも力を入れて欲しいのが、工業簿記です。 商業簿記は訳の分からん問題が出てきて、完璧にすることはできませんが、 工業簿記はきちんと勉強すれば、満点が取れます。
簿記2級の合格ラインは7割らしいですが、 商業簿記が半分しか得点できなくても、工業で満点をとれば 何とか合格できるというわけです。
それほど工業簿記は簡単です。
大まかに分類すると、 100のうちAに30、Bに20、Cに50配賦 という割り算掛け算を駆使する個別原価計算と、
期首に20、当月仕入80、当月使用不明、期末に25 という、総合原価計算くらいしか出題されません。
暗記量も少なく、小学生レベルの算数の知識で解ける問題ばかりなので、 簿記2級を合格したい人は工業簿記で満点取れるように勉強しましょう。
以上、簿記二級で言いたいことはオシマイです。
生きる上で大変ためになる記事一例
引き寄せに関する大変素晴らしい記事一例
...