前回の記事:地獄の強制お見合い
これまでのあらすじ
東大を卒業して以来散々な目に遭い続け、 ついには山梨のブラック企業で自殺直前の憂き目に遭った私は、
「何で俺がこんな目に」「何かがおかしい」と感じ、 人生を変えるべく成功哲学、自己啓発モノに手を出すのであった…
何とかして人生を打開しようと本屋に行った私がまず手を出したのは、 なんとドラッカーでした。
何でこんなものに手を出したかというと、 何か学術的で大したことが書いてあるだろうと思ったから。
というわけで『マネジメント』と『プロフェッショナルの条件』という本を定価で(!)購入し、 読んでみたのですが、全く何の効果もありませんでした。
「へ〜そう、で?俺はどうすりゃいいの?」という感じなのです。
所詮は机上の空論なので、効果無しなのは当然だし、 そもそもブラック企業で酷い目に遭っている人間には、 ドラッカーよりも小林多喜二の方がお似合いだったのです。
ドラッカーで懲りた私は、次に「仕事が好きになる本」「やりがいを見つける」 といった類の本を読んだのですが、 これまたブラック企業で苦しんでいたので、全く効果がありませんでした。
※考えてみると、こういう「下らない」本を定価で買っていたんですね。 今だと1円でも欲しくないのに、一体何を考えていたのでしょうか。
読む本読む本糞みたいな内容なので、ほとほと嫌になっていたのですが、 ある日「あのビルゲイツがハーバード時代に読んでいた」という本に出会いました。 それが『ザ・マスターキー』という本。
「ビルゲイツなら実際にビジネスで成功しているから、 ドラッカーなんかよりよっぽど信憑性?があるよなぁ」と思い、 内容を調べてみると、なんと「引き寄せ」本ではないですか。
以前に『シークレット』を読んでちっとも効果が無かったので、 引き寄せ関係の話は全く信用していなかったのですが、 ブラック企業に揉まれて疲れていたのでしょうか、 藁をも掴む思いで『マスターキー』を読んだのでした。
そこからはこのサイトの色々な箇所に書いてある通りで、 本や日々の生活の中から色々学び、精神を鍛えに鍛えまくり、 ブラック企業から脱出することができたのでした。
※ぶっちゃけると、この頃は東大受験時以上に勉強しておりました。 東大受験時を100%とすると150%から200%くらい。 自分の凝り固まった頭を変えなきゃいけなかったからね。 東大受験をもう一度やれと言われたらできるけど、 これをあのコンディションでもう一度はおそらく無理です。
ちなみに、ブラック企業脱出〜現職に就職の間で一番役に立った本は『ニューアース』で、 次が『もう不満は言わない』『ツキを呼ぶ魔法の言葉』、あとエイブラハムの赤銀青でしょうか。
2021年、当コーナーを久々に読み返したところ、 ブラック企業脱出の経緯が書かれていなかったので箇条書きでここに記します。
Twitterでフォロワーさんに話した通りの内容だけど、以下の通り。
ちなみにこの部長の後日談だが、会社がやってきた色んな悪事が労基署にバレて 「う〜ん労基署のご指導だ」となり、経営者の代わりに書類送検される羽目になる。やったあ!
さらに、あれだけ「社長様に一生ついていきます!」とかいってケツを舐めてたウンコ1号(改めて見ると凄い名前だこと)も、 新しい上司とソリが合わないか何かで辞めさせられたとのこと。 何のスキルも無いからロクな職についていないだろう。
やったぜ。
※これらは2018年に当ブラック企業を辞めた人から直接聞きました。
というわけで、 10回にわたって東大卒業からブラック企業脱出までの思い出を書いてみたわけですが、 読み返してみると色々端折っているわ負のエネルギーが満ちているわで、 ニートから東大合格した記事に比べてあまり面白くありませんね。
当の本人にとってはちっとも面白くない思い出なので、 記事が面白くないのは当然といえば当然なのですが、 これ以上恨み言をダラダラ書いても仕方ないことでしょう。
※まぁそれでもやっぱ「人生は短期的(close-up)にみれば悲劇だが、長期的(long-shot)にみれば喜劇である」 というチャップリンの言葉は正しいと思うけどね。
以上、私が田舎のブラック企業で何を学んだのかというと、
こんなところでしょうか。
ブラック企業を抜け出した後、1年の無職ニート生活を経て、 マイナビエージェントで月収50万円の現職に転職しました。成し遂げたぜ。
生きる上で大変ためになる記事一例
引き寄せに関する大変素晴らしい記事一例
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