私は宅建、行政書士、簿記2級などの資格を持っています。
> 自動車免許以外は全部東大時代に「暇潰し」で取った資格ですが、 実際役に立っている資格といえば、自動車免許と簿記くらいのものです。
今は田舎のブラック企業(年内に辞める←予告どおり辞めましたin2015)で経理をやっているので、 自動車免許と簿記は大いに役に立っているのです。
「2級じゃカッコ悪いから、1級に受かろう」と去年まで簿記1級の勉強をしていたのですが、 色々あって馬鹿らしくなり、やめました。
そんな私の、資格について思うことです。
何の資格を取るためにも、勉強しなければいけません。
「自分なりの勉強法」を持っている人は、 その方法が正しいかの確認ができますし、 自分なりの勉強法を持っていない人は、 自分なりの勉強法を構築できる、良いチャンスとなります。
つまり、資格試験を勉強することは、資格取得云々よりも 「根本的な勉強」の構築に役に立つのです。
特に、高校や大学を卒業し、勉強“させられる”機会の無くなった、 サラリーマンや専業主婦、リタイアした爺婆が、自分なりの勉強法を 構築していくのに、非常に役立ちます。
このサイトのタイトルは「勉強すれば人生変わる」ですが、 ファンダメンタルな勉強を構築していくことで、 人生に対する見方が変化していき、本当に人生が変わっていくのです。
現在どんな状況にいようと、どんなに年をとっていようとです。
その点、資格試験は「合格」という目標もありますし、 目標が無いよりあった方が断然良いので、 資格試験を通して自分なりの勉強方法、 ひいては生きる力を付けていくのが効果的だと私は思うのです。
「勉強する意欲はある、しかし何の勉強をすれば良いか分からない。」 という人も多いでしょう。
身も蓋も無いことを言わせてもらうと、 「何でもいい」が私の思うところです。 興味のある資格があるなら、それを勉強すればいいし、 何も無いなら、本当に「何でもいい」のです。
私の場合、宅建や簿記を勉強しようと思った動機は、 「暇だったから」「本屋でたまたま見かけたから」 というなんとも情けないものでした。
それでも、私なりにマジメにやることで、東大受験時に 編み出した、私なりの勉強法が正しい方法だと確認できましたし、 自分の勉強法に、さらなる磨きをかけることができました。
そして“ついでに”、全ての試験に合格することができたのです。
なので、何でも良いのでやってみれば良いと思うのですが、 あえていうのなら、お金に興味がある人は簿記を、 近所とのトラブルなど、法律に興味のある人は行政書士を 勉強すれば良いのではないでしょうか。
しかし、これはあくまで私の主観であり、 やっぱり自分で選んだ資格を勉強するのが一番なのですが…
この文章を読んで「よ〜し、自分も勉強して人生かえるぞ!」 と思っていただくのは大変嬉しいことなのですが、 一つだけ注意点があります。
それは「勉強のワナにはまるな」ということです。
どういうことかといいますと、勉強を続けていると 「机上の勉強さえしてれば、あとはどうだっていい」 「机上の勉強をしていれば、資格さえ取れば、万事解決」 というような感覚に陥っていくのです。
ロクに勉強をしたことない人にはピンとこないかもしれませんが、 私のようにそこそこの大学を出て、何か資格を取っていらっしゃる方なら ピンとくるものなのです。
私の場合、冒頭に書いた簿記一級の勉強をしていた時が、正にそれでした。
ブラック企業に在籍して苦しみながらも 「簿記一級さえとれば、この苦しい現状を打破できるんだ…」 などと、今では信じられないようなことを考えていました。
人生を変えるための手段だった勉強が、 いつの間にか、勉強すること自体が目的になってしまっていたのです。
もしくは、現実逃避の為の手段とでもいいましょうか。 ブラック企業という辛い現実から逃げるために、 机上の勉強をシコシコやっていた有様でした。 こんなことをしても、現実は変わらないのにです。
当時の私は、もうお腹いっぱいなのに、 さらに食べ物を口に詰め込んでいる状態だったのです。 完全に「机上の勉強さえしていれば何とかなる」という、 勉強のワナに陥っていました。
そして、ある日これに気付き、 「これでは、現実逃避に本を読んでいた、 高校三年時の私と何ら変わらないではないか」 と思い、簿記1級の勉強をスパッと止め、 変わりにこのサイトの作成や、株取引の勉強をするようになりました。
ロクに勉強したことのない人が、 机上の勉強を始めるのは大変良いことです。
しかし、東大レベルの大学を卒業し、他のことに興味を向けず、 常に机上の勉強のことが頭から離れず、 息をつく間も無いまま机上の勉強を続けようというのなら、 これは完全な「勉強中毒」「勉強依存症」です。
勉強をしていく中で、本当に欲しいものが見つかると思います。 (私の場合は拘束から解き放たれる、自由でした。)
欲しいものが見つかった時、自分なりの勉強方法が確立されているのなら、 現在半ば惰性でやっている勉強を止めて、すぐにでも本当に欲しいものへと 焦点を移し、それに向かっていった方が良いと私は思います。
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