映画レビュー『ジョーカー』と『伯爵夫人』

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遅ればせながら話題となっていた映画『ジョーカー』を観たので 今回はそれについて書いていきます。

実は私はバットマンが好きではなく、昔の「Bang!」などの効果音が文字で出てくるやつから 『ダークナイト』まで色々見ているけど、 どれ一つとして面白い作品がなくて毎回見たことを後悔していたし、

そもそもの話、バットマン自体が空も飛べないただの変態コスプレ親父なので 「一体これのどこがヒーローやねん、 スーパーマン(もちろんクリストファー・リーヴ版)を見習えよ」と 小学生の頃から思っていたのでありました。

そんな私が『ジョーカー』を見ても「ほれ見ろ!やっぱりつまらないじゃないか!」 という感想になるのではないかと心配したのですが、 それはそれで糞味噌に書いてやればいいやという思いで視聴したのでありました。

ジョーカー

そんな経緯で本作を観たのですが、 予想をはるかに超えた素晴らしい作品でビックリしたのはTwitterに書いた通り。

感想としては大体ネット上にある通りで、今更私なんかが書く必要ないのですが、 やっぱりホアキンフェニックスの演技が素晴らしく、ラストあたりが特に凄かった。 もしジョーカー役が大根役者なら、 本作は「よくある駄作」程度で終わっていたのではないでしょうか。

そんなありきなりな感想文はともかく、 本作のテーマの一つに「格差」があると私は感じたのですが、

生まれ育った環境、才能、社会的地位、身体能力、努力量などの格差はちょっとやそっとじゃ縮まらないし、 そもそも縮めるなど現代社会においてはほぼ不可能だけど、 ホームセンターで購入できる数千円の「器具」および 「やったるぞ」という「決意」さえあれば、 (少なくとも個人的には)一気にカタがつくよなぁ

などと本作を観た後に考えてしまいました。

※外大卒の外務省職員や東大卒のBASF従業員のエリート達が、 世間的には「取るに足らない」「物の数に入らない」ニートに頃された事件を見聞すると 特にそう思ってしまうし、 東大卒だけど両親に虐待された結果色々とイカレてしまった「半端者」 の私としては何ともいえない気分になる。

なので?、家庭環境が悪かったとか社会的地位が低いとか貧乏とかの所謂 「ジョーカー予備軍」の人達も、 卑屈になったり自己憐憫や劣等感に苛まれたりヤケを起こしたりせずに、

たとえどんな状況下でも、たとえ相手が誰であろうと、社長だろうが金持ちだろうがエリートだろうが プロレスラーみたいなマッチョだろうが、 「お前なんかその気になればいつでも頃せるんや」 くらいの勢いで胸を張って、余裕を持って生きていけばいいんじゃないのと私は思います。

※最近よくある筋トレ本とかにも同じようなことが書かれているかもしれんけど、 何故人間がこの地球上で発展してきたのかを考えたら、こっちの方がお手軽だし確実やで。 まぁ筋トレも楽しいけど。あと、だからといって銃刀法違反とかはやめようね。

ただ、実際の事件の犯人については、 本作のアーサーのように多少なりとも共感できるかといえばそんなことなく、 私が全く共感できないのは、見ず知らずの人ばかりをターゲットにしているところ。

wikiで「通り魔」の項目とか読めば分かるのですが、 深川から川崎の事件に至るまで、 殆どの被害者が関係ない一般人ばかりじゃないか。

ああいう事件が起こる度に「何で無関係の人を巻き込むかな」 「原因となった奴らにしろよ」 と腹が立つのは私だけでしょうか。

ともかく、上級国民が平民を轢き頃しても実質無罪だけど、 散々年金制度を食い物にしてきた上級国民を平民が頃したら死刑判決 (2008年の元厚生事務次官事件)といった現代日本においては これからもジョーカーみたいなのが出てくるのでしょうが、

やるなら本作を見習って、 何の関係もない人達をターゲットにするのはやめてくれと思うのでありました。

伯爵夫人

なんか暗い話になっておりますが、 アーサーがトーマスウェインに会いに行くシーンで 『モダンタイムス』が上映されてたけど、 あのシーンで以前『伯爵夫人』をアマプラで観たことを思い出してしまいました。

※というか何で百貨店でスケートのシーンだったの? 全自動食事装置のシーンや刑務所の中でコ力インをキメるシーン等、 他に笑いどころは色々あるのに。

『伯爵夫人』というのはチャップリン初のカラー作品かつ遺作で、 しかも主演がマーロンブランドという、 一見すると名作にみえるけど大失敗した(ついでにマーロンブランドが干された)という作品。

噂はかねがね聞いていたけど見る機会がなく、 ある日意を決して「失敗といっても、まさかそんな、駄作ってわけやないやろ」 と思って観たら本当に見どころがなく、駄作中の駄作で仰天した作品であります。

愕然となり「あのチャップリンが何でこんな…」などと思ったのですが、よく考えてみると 私の好きなチャップリン映画は『サーカス』『街の灯』『モダンタイムス』『独裁者』の4作で、 それ以降の『殺人狂時代』や『ライムライト』等は何か合わなかったので、 そういうものなのでしょう。

以上、

というお話でした。

楽しく書こうとしたら殺伐とした暗い話になってしまった。

まぁ『ジョーカー』が非常に暗い映画だからね、しょうがないね。

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