解説『釈尊のさとり』その1

以前書いた記事にて、 「古典や学術書の解説なんて長ったらしくなるので書かない」 「バカバカしい本を読んでバカバカしい感想文しか書きたくない!!」などと書きましたが、 人の気分とは移ろうもので、今回は学術書の一つをご紹介します。

釈尊のさとり (講談社学術文庫)

釈尊のさとり

それがこの講談社学術文庫から出ている『釈尊のさとり』で、 何年か前に書店で偶然見つけた本であります。

今回は、本書の概要および何でこの本を選んだのかという動機について書いてまいります。

本書の概要

本書は1979年出版、著者は増谷文雄氏(1902~1987)で、 氏は東京帝国大学文学部卒と私の大先輩に当たる方であります。

その大先輩である増谷氏が1977年に富山でおこなった講演を元に記されたのが本書で、 講演が元なので口語で非常に読みやすくなっております。

内容をざっと眺めてみると

となっており、本書を理解すれば仏教の基本は大体理解できます。多分。 (頭で理解するのと実践できるかは別の話だが)

さらに、本書を一通り読んで理解すると、 般若心経の意味がスラスラと簡単に分かるようになるので、 やっぱ本書は仏教の基本を学ぶのに最適であると私は考えております。

※一つ言っておくが、小難しい本を読んだからといって、 真髄を理解できて究竟涅槃の境地に至るかといえばそんなことはない。 もしそうなら東大イン哲の教授達は皆聖人君子であるはず。 まぁ私がイン哲の講義を選択した際、私のヘボレポートに「良」を下さったので、 充分聖人君子だろうといえなくもないが…

動機

次に動機についてで、何で私が本書を選んだか、 本書の何が良いかって、全部で90ページしかないところ。

90ページって、役所が出している建設業法とか下請法の冊子レベルやで。

釈尊のさとり
本書である。隣りにあるのは同じく講談社の『火の鳥鳳凰編』。角川文庫の火の鳥は色々酷いので、 買うなら角川以外のやつにしよう。特に望郷編。
薄い釈尊のさとり
鳳凰編と比べるといかに薄いかが分かる。左にあるのは青木雄二全集で530ページくらい。

そして、薄さとは逆に内容は非常に濃く、 お釈迦様が悟ったとされている内容が網羅されおり、 一通り学べるわけです。

サッと読めて基本が大体理解できる… これは読まないわけにはいかないではありませんか。

以上、ほんのさわりのみだけど今回はここまで。

次回に続く>>

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