映画感想『クリード2』

しばらくサイトを更新するのをサボっているのですが、 その間何をしていたかというと、アマゾンプライムで映画ばかり観ておりました。

最近だとゴジラシリーズが全話無料なので順不同で早送りしながら見ていたのですが、 今見返してみると何でこんなにつまらないの、 これなら『ガメラ対ギャオス』の方が面白いじゃないか、 などと思いながら見ておりました。

※生まれて初めて観た映画がテレビでやっていた『ガメラ対ギャオス』だというのは以前書いた通り。 ガメラシリーズがアマゾンで無料のとき改めて観たけど、 舞台が私的にお馴染みの郡内だし、思い出補正もあってやっぱり面白かった。

結局、早送りせずにちゃんと観ることができたのは初代ゴジラ、モスラ対ゴジラ、ゴジラ対キングギドラ(平成)の3作で、 奇しくもCinemassacre(AVGN)のレビューとほぼ同じ結論となり、 さらにはヘドラのテーマとジェットジャガーのテーマが頭から離れない状態となりました。

それはともかく、今回は『クリード2』について。

面白いけど、面白くない

前作『クリード』が面白くなかったため、あまり見る気はしなかったのですが、 今作はアポロの息子がドラゴの息子と対戦するという筋書きで、 ドルフ・ラングレンやブリジット・ニールセンも出るとのことで、 期待せず「まぁ見てみるか、最後のジェダイよりはマシだろう」みたいな感じで見ることに決めました。

で、見た感想ですが、「予想していたよりは面白かった」 「でもやっぱりロッキーより面白くない」 といった結果となりました。

良かった点は、ストーリーがシリーズの王道に沿っていて 「次はこうなるんだろうな」という予想(期待)を裏切らなかったところ、 ドルフ・ラングレンとブリジット・ニールセンがちゃんと出てきて喋っていたところ、 あとはラストでのドルフ・ラングレンの演技。

悪かった点は、色々あるのですが、まずはドラゴの息子が両親に全く似ておらず、 「凄み」「威圧感」「オーラ」といったものが全く無いところ (これはアポロの息子も同様)。

『ロッキー4』を観たのは小学生のときですが、 子供が見ても一目で「ヤベー奴」と思えたドラゴに対し、 今回のはヤク中のチンピラか何かみたいで、 威厳や威圧感のイの字もないではありませんか。

他にもトレーニングシーンが糞で、 「トレーニングモンタージュ」や「Hearts On Fire」といった名曲が流れるわけでもなし、 砂漠でハンマー振り下ろしたりタイヤに片足突っ込んで殴り合うだけで本当に強くなるの? という、全く説得力の無いものでした。

というか何で砂漠なの?流れからして極寒のロシアでトレーニングじゃないの? (それに比べて『ロッキー4』のトレーニングシーンの説得力よ。 最後の山頂シーンで「これならドラゴに勝てるかも」と思わせるもん観客に)

さらに言えば、アポロの息子はトレーニング後もヘビー級パワーファイターの身体に全く仕上がっておらず、 それだけならまだしも、初戦でも再戦においても「肋骨が折れた〜(迫真)」と転げ回り、 これはボクシング映画なのに何サッカー選手みたいなことやってだと、非常に興ざめしてしまいました。

結局のところ、私が見たいのはロッキーで、 こういう外伝みたいなのでその他大勢が活躍しても全く響かず、 『ロッキー5』トミーガンの会見での記者たちの如く 「本当のチャンプはロッキーだ」「ロッキーを見せろ」となってしまうのでしょう。

なのでスタローンにはランボーと同じく是非ともロッキーの続編を製作していただきたいのですが、 『リベンジマッチ』みたいなコメディになって 『ロッキー・バルボア』の感動が台無しになるかもしれないで、やっぱいいです。

まぁ『リベンジマッチ』は相手がデニーロだし、 少なくとも本作よりもトレーニングシーンや試合シーンが良いので、 あれはあれで良いとは思うけど。

エイリアン2

こんな感じで、何とも不完全燃焼で終わったけど 前作や最後のジェダイよりはマシだった『クリード2』ですが、 口直し?に何か名作を観ようと思いつき、なぜか出てきたのが「2」つながりで『エイリアン2』。

何回も観たことあるので最初はボーッと見ていたのですが、 段々と引き込まれていき、最後は食い入るように観、 「ああ面白かった!これぞ映画だな!」となりました。

多少の粗はあるものの惹きつけられるストーリー展開、 後世にどれだけ影響を与えたか分からないデザインや演出の数々、各俳優の演技など、 製作費がクリード2の半分以下だろうが古い映画だろうが、やっぱり名作は名作なのでした。

ぶっちゃけ、アポロの息子やドラゴの息子なんかよりも バスケスやリプリー(ニュート救出〜最終決戦)の方が何倍も強そうに見えるし、 最後のジェダイみたいなポリコレ糞映画よりも本作の方がよっぽど 「女性の活躍」を描いているのではないでしょうか。

※作品が面白くないから文句を言うとやれ差別だ何だと騒ぐのが近頃のハリウッドなのか。 同じベトナム人でもキー・ホイ・クァン(ショートラウンドやデータ役の人) が差別されたなんて話は聞いたことがない。 面白ければ何人でもかまわないし、駄作なら叩かれるのは当然だろうというのが私の意見。

ともかく、最近新しく観た映画の中で一番面白かったのは『帰ってきたヒトラー』だったし、 今後はハリウッド映画以外の作品を観ようかと考えている今日このごろであります。 (ドイツ語やイタリア語やフランス語など、英語以外はサッパリなのがネックだが。中国語は少し分かる)

まとめ

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