以前書いた通り、下らない本を読んで下らない感想文を書きたいと申しておりましたが、 今回はその第二段。
今回ターゲットになったのは、 皆様ご存知かもしれない『かみさまは小学5年生』というシロモノ。
何故この本が選ばれたかというと、もう小太りが空中浮遊しているという表紙からして、 某教団の尊師を連想させ、胡散臭さが炸裂しているからであります。
でもまぁ、表紙は胡散臭さ爆発でも中身はマトモかもしれないし、 心を打つことが書かれているかもしれない、 批判するなら読んでからにしようと思い、
Amazonで100円+送料300円を支払い、読んでみることにしたのであります。
で、400円と貴重な時間を費やして読んだ感想は以下の通り。
「私は2番目に偉い神様」 「1番偉い神様はいつもダイエットに失敗している」 という電波な文を抜きにしても、
「子供は親を選んで生まれてくる」 「戦争は悪いこと」 「楽しくなることをしよう」
などといった、ものすごく薄っぺらい、クッソ寒いポエムの数々で、 読んでいて頭痛がしてきたのであります。
私の頭脳が理解することを拒否するので、 読みたい人は是非とも中古で買って読んでください。金と時間の無駄だけど。
次に思ったのが、 『神との対話』とかも同様だけど、 こういうのに出てくる「神様」って、 やれ楽しい気分がどうだとか明るい感情がどうだとか、 極めて抽象的でワンパターンなことしか言わず、
人智では未解明のこと、 たとえば質量の最小単位とか重力の正体とか、 そういうことは一切教えてくれないよな、神様のくせに、ということ。
「寝ている間にナーマギリが教えてくれる」 と言っていたラマヌジャンは数学史に残る大天才だし、 神の世界を解明しようとしたニュートンは物理界のレジェンドだけど、
昨今の「自称神様」達は人間にできたことすらできていないじゃないか、 判で押したようなことを上から目線で言ってくる奴の何が神だよ! というのが正直なところであります。 (これらは「自称ナントカ星人」の面々にも当てはまる)
まぁ、こんなのにマジレスするのもどうかと思うし、 私が何を言おうが騙される人間は騙されるし、
まさか当サイトを読まれる賢明な読者の方々の中には いないだろうから書いちゃうけど、
社会のピラミッド構造を鑑みるに、 教養の無い底辺の方が圧倒的多数なので、 この、エバラ浅漬の素を100倍に希釈したかのような浅い話を 「話の内容が深すぎる…」と感動してしまうような底辺共をカモにするという商売は、 賛否はあれどもビジネスの理想形だし、 うまくやっているなぁというのが正直な感想であります。
そういった食い物にされている 底辺の人が少しでも這い上がれることを願いつつ、今回はここまで。
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