はじめに:解説まとめ『引き寄せの法則 お金と健康』

以前読者の方より「エイブラハム銀本のまとめ記事を書いてくれ」とのご要望があり、 私としても「そういや銀本のまとめは書いてなかったな」と気付き、

今年(2014年)中には書きますと返答申し上げておいたのですが、 やる気がなくて放置しておりました。

そして最近、そろそろ年末も迫ってきたので、 改めて銀本を読んでみると、中々面白かったし 色々とアイデアが浮かんできたので、まとめ記事を書いてみます。

※あらかじめ断っておきますが、以後の文章は現在における私的感想なので、 詳しく知りたい方は、現物を読まれるのが一番。

今回はまず前フリからで、本書の解説は前フリが終わってからにします。 (前フリの方に力が入って、ほんへ解説はサッと終わるかも)

銀本の主題:別の望むストーリーを語る

この本の主題を簡単にいうと、

「今までとは異なる、自分が望むストーリーを語ろう。 異なるストーリーを語れっていれば現実も変わってくるぜ」 ということになります。

例を挙げるなら、本書にも書いてありますが、 たとえ現在、自分が貧乏な状況にあっても 「お金が足りないお金が足りないお金が足りないお金が足りない…」 という現状に合わせたストーリーを展開するのでなく、

「お金はあるお金はあるお金はある・・・あれも買えるこれも買える」 という自分の望むストーリーを頭の中で展開していけば、 現状もその通り「お金がある」状況になってくるというわけです。

こういうことを本で読んだり、こういう風に書いたりするのは とても簡単だし、「ああなるほどね」などと思ったりするのですが、 実際にやろうとすると、どうしても現状の「貧乏」という状況に 反応してしまいます。

こうなってしまうのは、あなたや私が今までに身に付けた 「貧乏という"現状"について考えたり反応したりして、 現状を変えるためには行動を起こさなければならない」 などという、確固たる思い込みがあるからです。

我々はこの思い込みに慣れ親しんでおり、 それ以外の考え方なんて全く知らない状態なので、上記のような 「異なるストーリーを語れば異なる結果になる」なんていう概念は 異常(anomaly)とみなして排除しようとするのです。

※試しにこれから10分間、PCやスマホから離れて、 自分の頭や心がどう反応しているか観察してみてください。 いかに自分が既存の思い込みに囚われ、無意識に反応し、 感情やさらなる思考が引き起こされているかが分かります。

自分の内面の構造を知り、変更可能だと知る

ではどうするか、どうすれば今の思い込みを崩して 新しい思考パターンを構築することができるのか、 ということですが、

  1. 自分の中にある様々な思い込み、思考パターンについて、 それらがどのような反応を起こしているかの構造について知る。
  2. そして新しい概念によって、その思い込みや思考パターンは 変えることができるのだと知る。

という2点が重要だと私は考えております。 1ができれば2は半自動といった感じです。

別にこんなややこしく考えなくても「お金はある」とか、 ずっと考えたり言ったりゴリ押ししてれば変わると思うのですが、 私なぞはなまじ東大なんて出ているから思い込みの方も強力で、 論理的?に攻めた方が効果的ということです。

それはともかく、上の2点について非常に参考になるのが 『マトリクス』と『ヒーリング・バックペイン』の2作品です。 銀本読む人は、合わせてこの2作品を観たり読んだりすれば 色々と捗ります。

長くなりそうなので、2作品の簡単な解説は次回。 『ヒーリング・バックペイン』については、 独立して記事を書かなければいけないかもしれません。

映画『マトリクス』と引き寄せについて に続く。

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