前回の記事:思い込みが人生を作る、思い込みを変える方法
前回に続いて今回も同じような内容でやってまいります。
まず、2章「成功の仕組みを活用する」に出てくる自動誘導装置云々の話は、 生物学でいうところのホメオスタシスみたいなものだと思えば、実感湧くと思います。
これは人体が外部の状況に対してバランスを保つ機能のことで、 外気の温度に対する身体の反応が身近な例でしょう。
また、飲酒の習慣がある人が急に酒を飲むのを止めると、 落ち着きが無くなったり身体がだるくなったり、はたまた虫が沢山背中を這っているような 感覚に襲われます。
これは
(アルコール)→←(身体の解毒作用)
というバランスが崩れ、 「←(身体の解毒作用)」が左側にズレたために起こります。 もしアルコールがヘロインだと、解毒作用が左側へ振り切れてしまい、禁断症状で死にます。マジで。 (だから徐々にヘロインの摂取量を減らしていく治療法をしなければならない)
そんなわけで?、仕事に限らず何でも失敗続きの人は、 「失敗するのが当たり前」 「失敗するのが一番落ち着く」 「むしろ失敗しないと自分らしくない」 というバランスになっているのです。
それを治すには、アルコールと同様、最初は気分が悪くなり居心地の悪くなるものだと 認識しておいた方がよく、逆に始めてみて気分が悪くなったら「ああ、オレのコンフォートゾーンが 上向きになっているんだな」とでも思えば良いんです。
※コンフォートゾーン:居心地の良さを感じる精神状態。 月に100万円稼ぐ人はそれがコンフォートゾーンだし、 愚痴や泣き言ばかり言う人はそれがコンフォートゾーン。
まあそんな感じで、自分のコンフォートゾーンを変えるには前回書いた通り、 達成したい目標を設定して試行錯誤するのが良いのですが、 P.30には「人間は失敗したことは忘れ、成功したことを記憶するので 安心して試行錯誤して頂戴」なんて書かれております。
「失敗を忘れるなんて本当かよ」と思うのですが、 車や自転車の運転を思い出せば簡単です。
初めて自転車にまたがったりとか、 初めて自動車学校で車を動かした時と同じように、 今現在、自転車や車を運転できる人いるでしょうか。
つまりはそういうことで、試行錯誤を繰り返せば「身体が覚えていく」のです。
そして本書に書かれているように「創造的な仕組み」が自動的に働き出し、 それが「ひらめき」という形で顕れ、人生を変えていくのです。
イメージに続く。
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