過去は変えられる 解説まとめ『快癒力』その4

前回の記事:病気が治る人の種類

4回目となる解説『快癒力』。

今回は「人生は”いま”しかない」と 「過去は変えられる」について書いてまいります。

何かどっかで読んだことある内容ですが、 これがやれスピリチュアルだ何だと流行る前の1996年に書かれていた、 しかも現役のお医者さんの手によって書かれていたことが私としては驚きです。

人生は「いま」しかない

まずはこれ。

まえがきの「いま笑えないなら、死ぬまで笑えない。 いま不満なら、全世界を手に入れても不満、死ぬまで不満」にはじまり、 本書の至る所に「人生はいま」と書かれております。

これはどういうことかというと、本書に限らず ニューアースとか哲学書とかにもあるように、

こんな感じで、今こそが現実で自分自身が体験できることであり、 あとは過去も未来も「頭の中の妄想にすぎない」というわけです。

なので、前回書いた通り、

たとえ病気の症状で苦しんでいても「いま」意識を変えることができれば、 病気は回復していくという理屈なのであります。

この「人生は今だけ」という理論に対して実感を持つためには、本書だけでなく色々な本を読んで 「う〜ん…そうかもしれない」という風に意識を変えていくしかないように思います。 (まぁ突然「分かった!」となる人もいるかもしれないけど、まずは量をこなすだな、と思う)

過去は変えられる

以上のようなようなことを書くと 「何が人生はいまだけだ!俺の身に降り掛かったあんなことやこんなことは実際に起きたことで、 そのせいで俺は今でも苦しんでいるんだ!」と反論する人結構いると思うし、 ぶっちゃけると私もそう思います。

ただ考えてほしいのは、 「あなたの頭の中にある過去は、全て絶対的な真実ですか」ということ。

「お前の過去は絶対的な真実か?100%、絶対だな?」と言われたら、 全ての過去に対して自信を持って絶対的真実だと答えられる人、 どれだけいるでしょうかということであります。

本書にも「思い出のあの人に会いたい」という特集をやったら、 当人の思い出と実際の出来事とが全然違っていたという例が載っていたし、

そもそも人間の記憶力なんて大したものじゃないし(でなきゃ全員テスト100点だ)、 それに加えて主観や感情といったバイアスがかかるので、

頭の中にある「過去」なんてものは、 「私が過去だと思いたいもの」という極めて適当でいい加減なもので、 複数ある「過去」のうちの一つに過ぎないのではないでしょうか。

そして、そんな適当でいい加減な頭の中のモノのために自分が苦しむだなんて、 冷静に考えるとアホらしくてやってられない、というのが私の個人的な思いです。

というわけで?、「過去」を握っている「いまの意識」を変えましょう。 そうすりゃ病気の原因が無くなるから、病気でいられなくなるというわけです。

変え方および事例については、 本書2章「誰でも過去は変えられる」や『快癒力2』に色々書いてあるし、 別に本書じゃなくても良いのでそれ系統の本で学んで実践してください。

ここでは、本書にある通り5歳の頃に遡った私の一例を紹介すると、

こんな感じで、別に暴力的になったり本当に顔面ストレートをやる必要はないのですが、 「何であんなものを恐れて、ずっと引きずっていたんだろう」と思うようになり、 丁度「象に結び付けられたヒモ」を引きちぎるような感じで気が楽になるのです。

これで病気まで消えてしまうのかちょっと疑問ですが、 引き寄せ系によくある「過去の嫌なことは思い出さないようにしましょう」 「(嫌なことは押さえつけて)相手に感謝しましょう」 とかいう寝言よりは10000倍マシだと思うし、実際スッキリするので効果あると思います。

実際、『快癒力2』では病気の婆さんが「おしん」を見ることで心の奥底に封印していた悲しみを解放し、 結果病気が回復した例が載っていたし、こういうのはワクチンと同じで「同種療法」と呼び、 「辛いものは見ないようにしよう」とかいう引き寄せとは真逆ですが、 私は引き寄せよりもこの同種療法に共感を覚えます。

最後に、こういうことを書いていると、 「病気の場合はそうかもしれんが、手や足を失った場合はどうなるんだ! 手や足が生えてくるとでも言うのか!」となるのですが、その辺は本書には書かれていません。

私はそのようになったことないので正直分からないのですが、 いまの意識を変えれば、失ったものに代わる物や人に出会えるかもしれないし、 もしかしたら本当に生えてくるのかもしれません。

長くなったし段々本書とズレてきたような気がするけど、今回はここまで。

病気は悪いものではないに続く。

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