必死になるほど泥沼化する 解説まとめ『快癒力2』その1

今回から『快癒力2』について書いてまいります。

1とどう違うのかといえば、1の内容をもう少し詳細にしたのが2で 根本の部分では変わっておらず、 自分の健康やら体に囚われず、自由に生きていきましょう的なものになっております。

今回は、まえがき部分について適当に書きます。

必死になるほど泥沼化する

まずは16ページあたりにあるこれ。

前回の記事と同じような内容で、「強く願えば実現する」とかいう、 引き寄せ系によくある教義とは真逆なことが書かれています。

一体どっちが正しいんだという話ですが、私の経験からすると、 引き寄せ系よりもこちらの方が正しいように思いますし、

難病、しかもガンと同等かそれ以上である膠原病が治っていく患者さん達の様子を 目の当たりにしてきた著者だからこそ、このようなことが書けるのでしょう。

翻って、「金持ち塾」「キラキラ☆ハッピーで豊かになろう」などといった インチキセミナーを開催している自称マスター達は、 ネズミ講的な商売をやらせて一時的にあぶく銭を掴ませる以外に 受講者が金持ちになるのを目にすることなど皆無でしょうから、 全く説得力に欠けるといえます。

なので、もし引き寄せやら何やらを血眼になってやって結果が出ないという人いたら、 そんな本やら教材やらはさっさとゴミ箱に捨てて自分のやりたいことをやるとか、 本を読みたいなら本書を読んだ方が良いというのが私の個人的な見解です。

まぁ、そういうセミナーやら何やらにハマって同類と馴れ合うことが、 健康や金持ちになることよりも重要な目的になっているのなら、 それはそれで結構なことかもしれませんが…

本書の要点4つ

お次は3章の予習のようなもので、著者が言いたいこと4つについて。

  1. 誰でも自分で望んだものは全て手に入れている。病気も健康も望んだから実現した。
  2. 人は寿命がこないと死なない。病気だろうと健康だろうと、寿命には関係ない。
  3. 体は私のものではない。借り物である。心臓も肺も胃も自分では動かせない。
  4. 私は私にしかなれない。自分に合った生き方をしないと、体は壊れていく。 バランスが崩れるのが病気。バランスがとれれば勝手に治る。

まえがきにあるのは以上のような感じですが、簡単に解説すると…

1はどこかで聞いたことあるような台詞ですが、 本書が書かれたのが1996年で、著者は医者だということにご注意。

引き寄せだろうが何だろうが、 これがなきゃ始まらないというやつです。

2は私的になるほどと思ったこと。

寿命がきていないなら、たとえガンやら白血病やら何やらになろうが絶対に死なないし、 もし寿命がきたなら、バナナの皮を踏んでコケたくらいで死んじゃうということです。 (なのでもがいても無駄。健康やら病気やらにイチイチ囚われるな、 体という物質的なものに囚われるなということ)

3は『伊達政宗(もちろん横山光輝版)』で 寿命が尽きる直前の片倉小十郎が政宗に言った台詞や、『四つの約束』に書かれていたのと同じニュアンス。 この体は天(自然、宇宙etc.)からの借りものだから勘違いするなということ。

4は次回以降で書いてまいりますが、 「どう生きれば得か」「どう生きれば褒められるか」というバランスを欠いた生き方をしていたら病気になるので、 「どう生きたいか」をメインにして無理しない生き方をしましょうということです。

以上、今回はここまでて、次回から本編について書いてまいります。

ただ注意してほしいのは、「本書を読んで絶対に病気を治すぞ!」は逆効果(理由は散々書いてきた通り)で、 本書にも書かれている通り「治るときがきたら治る」くらいの気分で読んだ方が 却って治るのではないか、というのが私の個人的意見でございます。

病気になる本当の理由に続く。


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