前回の記事:引き寄せの効果が無い原因
前回に引き続き、今回も効果が出ない理由について。
「良い気分になれば良い結果が現れます」なんて見聞きすると、 大抵の人は「よ〜し、じゃあ最高に良い気分になるぞ!」とか思ってしまい、 今の感情を無理矢理誤魔化し、下心ミエミエの状態で「全て最高です!感謝してます!」なんて 掲示板やブログに書いてしまうのですが…
気分というのは徐々に変えていくものなので、 いきなり最高の気分にはなれません。
ローギア発進からいきなり6速に変えるようなもので、 エンストを起こすのがオチなのですが、車を運転しているわけではないので本人は気付かず、 「こんなのインチキだ!」という結論に達してしまうのです。
また、気分を変えるためのテクニックやコツといったものにはある程度の練習が必要で、 こういう練習もせずに「効果が無い」という人が多いように思えます。
「音楽教室で週1回ギターを習っているけど、 ちっともイングヴェイ・マルムスティーンやエディ・ヴァンヘイレンみたいに 弾けるようにならない。こんなのインチキだ」
こんな人を見かけたら「こいつ頭がおかしいぜ」と思ってしまうでしょうが、 こういう人間が大多数を占めているのが、引き寄せとかスピリチュアル界隈の実情だと 私は思っております。
まとめると、
こんな感じでございます。
お次はこれ。
「今」なんて書くと、何かニューアースっぽいですが、エイブラハムの本にも 「今いるところが今いるところ、それでOK」と書かれています(青と銀の最後辺り)。
まさにその通りで、他に選択肢は無いのだからそれでOKにしなくちゃいけないし、 生命の力、宇宙の力(呼び方何でも良い)が発現するのは「今」しかないので、 「今」に対してOKを出すしかないのです。
要するに、「今に対してNOと言えば今はあなたの敵となるし、今に対してYESと言えば 今はあなたの味方となる」というニューアースの記述通りで、今に抵抗するというのは 宇宙に喧嘩を売っているのと同じことです。
これは外部の状況や他人だけでなく、自分の中に湧き上がってくる思考に対しても同様で、 例えば誰かを憎む考えや何か猥褻な考えが浮かんできたとして、 「ああいけない、こんなこと考えちゃいけない」と無理矢理その思考を抑えこもうとする、 これも「今」に対してNOと言っていることです。
こういう自分が望まない思考に対しては「ああこんな考えが浮かんできた。 これはこれでいいけれど、私はこれより別の考えの方が良い。 私が考えたいのはどんなことだろう」とか考えれば良いのです。 (ただ、思考を客観視できることが前提。思考≠自分と気付けるか)
こんなこと書くと「冗談じゃない!お前は現状に屈服しろというのか!」 とか言う人がいるかもしれませんが、そうではなく、例えば嫌な状況下に置かれていたとして、 嫌だと思ったり不満に思ったりするのは当然です。
ただ、嫌だからといっていつまでも嫌だ嫌だと思っていたり、 嫌だから変えようと行動でもがいても、ロクな結果にはならないということです。 丁度ブラックから逃げようとして「必死に」転職したら、さらなるブラックに落ちた私の様に。
逆に、精魂尽きて八方塞がりになり、 「ああ、ここは確かに俺の望まない嫌な状況だな。そう思うのも無理はない。 ただこの嫌な場所にも少しは良い所があるよな。例えばサボっても金が貰えるとか。 その良い所を見つけた時の気分を”蜘蛛の糸”にして、良い状況へと移行していこう。移行だけに」 とか思ってりゃ、勝手に状況が変わるというのが私の体験です。
まあ、100%今に対してYESと言えるかというと私も怪しいし、 どうしてもYESと言えない状況もありますが、
ブラックとかパワハラとか学歴とかニートとか貧乏とか、 人生において「どっちでもいいような下らないこと」に対しては 8割くらいはYESと言えるでしょうから、そう言えばよいと思います。 (今思えば本当に下らないことばかりだった)
そうすれば宇宙が「今」を通して力を貸してくれる、というか、 今まで自分自身が妨げていた宇宙の力が自分の中を流れて発現する、 というのが私自身の経験から分かったことであります。
以上、何か表現しづらかったけど、次回に続く。
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