前回の記事：『ザ・マスターキー』第13章
今回は14章。
「潜在意識は宇宙意識と一つである」というサブタイで、まあそうかもと思うのですが、
だからといって人間の頭でそれを制御できるかといえば、そんなことはできない、というのが回答であります。
まず前フリには 「創造力を持つ思考は、ある節目で考える特定の思考ではなく、 全ての思考である」なんて書いてあります。
これは当然のことで、本を読んだ時とか動画見た時とか、サイト読んだ時などに 浮かんでくる思考で人生が創造されるのではなく、あなたや私が「今」考えていること、 全ての思考が「力」を持つということです。
だからといって、その「力」が宇宙全体を動かした挙げ句、エゴの欲望を叶えてくれるかというと、 そんなことはないというのは皆さん体験されている通りでございます。
もうやめにしませんか。こんな下らない理論を振り回すのは。
まあ、こんなこと言いつつページがあと半分くらい残っているのだけど。
次に12から14にかけてですが、 「人体の細胞一つ一つが知性を持ち、全体の為に働いている」 なんて書かれています。
宇宙意識（大いなる力）というものは、 名前だけで判断してしまうと巨大なもののように感じますが、
細胞やDNAや原子の中においても、ある種のエネルギーパターンを形成し、 宇宙の為に働いているということです。
要するに、無限に大きくもあり無限に小さくもあるのが宇宙意識だということで、
突き詰めていけば、25にある通り、実在するのは「思考（頭の中の思考ではなくそれを超えた宇宙意識）だけ」で、 全ては宇宙意識が五感で認識できる物質世界に顕れたもの、ということができます。
だから何だと言われればそれまでで、こういう物理学、 しかもニュートン力学的なものだけでなく電磁波とか量子力学とかの知識を引用してそれっぽく説明すれば、 カモを引っ掛けやすくなるのでしょう。
もうやめにしませんか。量子力学とか電磁波とかを持ち出して人を騙すのは。
量子力学だの電磁気学だの抜かす手合に限って、大学で電磁気学すら勉強したことないじゃないか。 （もちろん私は工繊大で勉強したわ。大方忘れたけどちゃんと単位は取ったで）
まぁ、こんなこと言いつつページがあと半分くらい残っているのだけど。
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