解説まとめ『ザ・マスターキー』2015第16章

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今回は16章。

「スピリチュアルパワーを発揮する」なんていう胡散臭いサブタイで、実際書かれていることの殆どがインチキなのですが、 いくらブラック企業で疲弊していたとはいえ、何でこんなもの読んでいたのでしょうか当時の私は。

やっぱ人間疲弊しているときはこういうインチキに引っかかるもんだわ、 私が人付き合いや群れるの嫌いで良かったわ〜絶対カルトの餌食になってたもん、などと今では思っております。

※ただ前回も書いたように、『ツキを呼ぶ魔法の言葉』『もう不満は言わない』等は本当に効果があったので、 全部が全部インチキだといえないところが何ともいえないところ。

全て自分のため

まず16章で言及されているのは、お金について。

「金は原因でなく結果、主人ではなく召使、目的でなく手段」 「単に金を求めるのでなく、金は手段として求められるべき」 「富を創造する為には、単に金を貯めるよりももっと高い理想を抱く」

などと、引き寄せ系だけでなくビジネス本での常套句が1〜5に書いてあります。

簡単に言うと「1000万円欲しい!」と思うよりも、 「(1000万円手に入れて)○○するぞ!」と、 手にした金で得る行為や感情について考えろということなのですが、

別にそんなアホらしいことしなくても、 1000万円程度なら数年で貯まるもんは貯まります。

これは以前「引き寄せの真実!これが本当の引き寄せだ」 に書いた通りで、真に大事なのは、 「1000万円欲しい」とか「○○するぞ」ではなく、 「あ〜1000万円ね。数年で貯まるじゃん」という固定観念。

この固定観念こそが引き寄せの真実で、最初の1年位は苦心しますが、 固定観念さえ書き換えれば、結構簡単にいくものです。

ただ在る

次に24ですが、「宇宙に善悪はなく、ただ在るだけ」ということが書かれています。

これは例えば、化学反応に善悪が無いのと同じで、石灰に塩酸をかけたら二酸化炭素が発生する、 赤いリトマス紙にアルカリ性の溶液を垂らしたら青色になるようなもので、宇宙の全て、 人間および人間の思考を含めた宇宙の全てに善悪は無く、 善悪を判断しているのは人間の思考、ということです。

これは悟り系の常套句で、私が以前読んでいた『マネーゲームから脱出する』とかいう本にも 「あれは良くてこれは悪いと判断するのをやめよう」なんて書かれていましたし、

私もその時期、 「判断を止めれば苦しみが無くなるんだ!!!よおし、善悪の判断するのを辞めるゾォ!!」 などと考え、何としても判断を止めようとしていました。

その結果、判断しなくなって苦しみが無くなったかというと、 ちっとも上手くいきませんでした。

思えば当時の私は、「善悪を判断することが悪!」と”判断”し、 必死に排除しようとしていました。

これ自体が既に破綻したことなのですが、そもそも生きている限り、エゴがある限り、 判断することは仕方ないこと、エゴや判断は生きてる証拠ということなのです。

たまにコルベ神父みたいにエゴを超越した人がいらっしゃるけど、 そういう方は珍しいから聖人になるのであって、私たちにできることは、 そういった聖人の話を読んで感動することくらいではないでしょうか。

長くなってきたのでこの辺で切り上げますが、 ともかく「エゴや判断が顕れるのは、生きてる証拠」 「そういうのが顕れたらあれこれせず、ただ気付いて観察する」 (例:身体が痛い時「ああ、痛みが出ていてそれから逃れようとしているな」みたいな)

ということで、何ヶ月か繰り返していると、「ただ在る」というのがどういうことか、 結局思考に振り回されていただけで、自分自身は在るだけじゃないかなんて、 おぼろげながら実感できるようになります。

たとえ身体が痛い時や怒りや憎しみや後悔で頭がいっぱいの時もそうなるので、 興味ある人はやってみてください。

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