第10章七節から八節:解説まとめ『ニューアース』完全版

前回の記事:第10章五節から六節

前回は

「意識がこの宇宙に形として現れると、形と同一化して自らを失う」 「何で意識がわざわざ自らを失い、そして進化のプロセスを経て再び目覚めようとするのか、 その意図は人間のマインドには理解不能」 「目覚めた人間を通して、意識はこの宇宙に流れ込む」

ということについて書きました。

今回は、その目覚めた行動の具体例について。

10章七節 目覚めた行動3モード The Three Modalities of Awakened Doing

まずはこれ。

あなたや私の行動を通じてこの世界に流れ込む意識には3モードあり、 それが「受け入れる、楽しむ、情熱」とのこと。

そして、この「3モード」以外の行動だと、 あなたや私の行動はエゴの機能不全が起こしている行動となり、 自分自身か他人を苦しめていることになって、 行動の結果もロクなことにならないので、

どんな単純な行動だろうが、 どんな複雑な行動だろうが、 「たった今」どれが発動しているか注意して観察しろ、というわけであります。

この3モードというカテゴライズが真実なのか、 (おそらく相対的真実なのだろうけど)私には分かりません。

ただ、これについても頭で「よ〜し、新しい地に移行するために今度から何でも受け入れるぞ!」 「何でも楽しむぞ!」などという下らない決心をしても無駄無駄無駄無駄、 新しい地など発現しないし、そもそも順序が逆だというのは何度も言ってきた通りです。

そんな決心よりも、どんな行動においても「苦しみがある=『たった今』とズレている、抵抗がある」 ということに気付いた方が上手くいくというのは散々書いてきたし、

「苦しみがある=悪いことだ!排除せにゃ!」ではさらに苦しみを生み出すだけなので、 ただ気付いて観察せよというのも何度も書いてきた通り。

10章八節 受け入れる Acceptance

その3モードのうちの一つ目がこの「受け入れる」。

受け入れるとは何かというと、当節に書かれている通りで、

「たった今、この状況のこの瞬間に、私がしなければならないことだからしよう」と思うこと。 「今」という形で現れた意識と調和するということ。

であります。

「受け入れる」だなんて、何だか受け身で女々しい感じがするけど、 実際は、全く新しい何かをこの世界にもたらす積極的で創造的な状態が「受け入れる」であり、

「嫌だ」と思えるような状況下においても受入れて淡々と行動していれば 何らかの変容を起こせるわけで、私のブラック企業脱出時の状態がまさにこれでした。 (今やることを淡々とやっていた)

ただ、中には「冗談じゃない!受け入れるなんてマッピラだ!」 なんていう人もいるでしょう。

そういう人に対しては「そういう人は行動を止めよ、 でないと自分が本当に責任を取れる唯一のことである『自分の意識の状態』に責任を取れない、 それは人生に責任を取っていないということ」と書いてある通り。

要するに、そのような状態では、 どんな行動や努力をしようが結果はメチャクチャになり泥沼化するので、 最初からやらない方が良いということです。

こんなことを書くと「じゃあ勉強嫌なら勉強しなくて良いのか」 「仕事が嫌なので辞めても良いのか」なんて言い出すおマヌケがいますが、 幼稚園児じゃあるまいし、人に聞いてばかりでなく自分で試せばよろしい。

少なくとも私は自分自身で実践してきたから、ここまできているのです。

以上、今回はここまで。

第10章九節から十節に続く。

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