2章 エゴへの対処対策法

前回の記事:2章 エゴというメカニズム

前回エゴのメカニズムについて書きましたが、 今回はエゴへの対策、対処法について書いてまいります。

エゴに囚われないための対策、それは

「エゴに囚われていることに気づく」

これだけです。

エゴへの対策「気づく」だけで効果あるのか?

引き寄せ云々に毒されていた私が、最初この話を読んだとき 「気付きだけで良いわけないだろう! メソッドとかそういうのじゃないのかよ!」と思ったものですし、 何か特殊なメソッドやらプロセスやらでないと、 到底泥沼から抜け出せないと思っている方も 多々いるのではないでしょうか。

しかし実際にやり続けてみると、仰々しいメソッドなど必要なく、 「自分の状態に気付く」これだけで充分だったのでした。

ただ単に気付くだけでも、 「怒りで我を忘れた」とか「興奮で我を忘れた」 「悲しみで我を忘れた」「恨みで我を忘れた」 といった「我を忘れた」状態から抜け出すことができます。

さらに、段々訓練を重ねていくと、 最初は感情の表面を掠る程度だったのが、 段々と気付きが深くなり、 感情や思考の奥底まで到達できるようになりますし、

最終的には、様々な思考や感情や気付きといった、 全てを生み出している「源」みたいなものへと 到達できるようになりました。

これは私の直接体験なので何とも言えませんが、 2章のP.71には「幻は幻と認識すれば消える」 と書かれていますし、原始仏教では 「欲や怒りや無知といったものに囚われたとき、それに気づきなさい」 とお釈迦様が言っているようです。

※ページ番号は電子書籍版のページ、紙媒体はちょうど半分。

エゴへの対策「気付き」のやり方

何らかの感情に支配されそうになった、支配されているときに 「ああ、俺はこういう状態だなあ」 と気づけばOK、それで充分。

「今と和解する」第一歩も、「今と和解していないな」と気付くこと。

「気づき!気づき!イライラするな!状況良くなれ!」 「何が何でも気付いてやる!全部俺の力で何とかするぞ!!」 などとやると、エゴが強化されて泥沼に陥る。

自分の状態に気付いただけで充分。 本心から「別に状況が改善されなくてもかまわない」 というあきらめの気分でやる。

この「あきらめ」「自分では何もできないし、やらない」 の状態こそが、エゴをぶっ飛ばし宇宙の力とつながることが できる状態(フォースを使える状態)なのだが、それはまた別の話。

「意識」「本当の自分」とは?

本書には、やれ「意識」だの「生命」だの 「本当の自分」だのという言葉が出てきますが、 私の記憶が正しければ、「それは何々である」 という明言はされておりません。

なんて不親切なんだと当初は思っていたのですが、 考えてみれば当たり前のことで、こういうのって 何か「感覚」みたいなものなので、 言葉で安直に表現できるものではないのです。

なので自分で発見するしかないのですが、 「本当の自分」を発見するためには 「偽者の自分」を一つ一つ潰していく必要がある、 ということは、本書にも書かれております。

ここでいう「偽」とは「常に移ろい変化するもの」のことで、 身体、思考、感情、財産、所有物、人間関係など、 変化するものは全て偽ということですので、 「あ、変化するものと自分を同一化しているな」 と気付き、一つ一つ潰していけばよいかと思います。

私的には「本当の自分」とは、思考、感情、形状など、 そういった変化する全てを生み出している「源」 みたいなものじゃないかなぁと考えております。

3章 人間関係におけるエゴの対処法に続く。

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