1章 狂気の世界 解説まとめニューアース2017

前回の記事:本書の目的について

いよいよ2017年版のニューアース解説記事を書いてまいります。

今回の解説記事は、私の意識が決定的に変化したこともあり、 人類の目覚めについて、かなり真面目に書こうと思っております。

ただ、私の文章力でこの感覚を上手く表現できるか非常に怪しいし、 何より思ったこと全部書いていたらメチャクチャ長くなり、 こんなの読まずに本書を読んだ方がマシという風になりそうです。

なので?案の定というべきか、下ネタ入れつつお茶を濁しながら適当に書いてまいります。 (さっき真面目に書くと言ったじゃないか。どっちだよ)

まぁグダグダ考えても仕方ないので、まずは1章から。

1章 私たちはいますぐ進化しなければならない

まず1章。

進化しなければ(意識を変えなければ)、他の絶滅した生物と同様、人間は滅ぶというお話。

※本書では人間という種について書かれているが、ここは自分個人のことだと思った方が良い。 「本書の当事者はあなたである」なんて書かれているし。

何で滅ぶかというと、人間(あなた)は集団的機能不全に陥っていて「狂気の世界」を生きているから、

そしてタチの悪いことに、その「狂気の世界」を「普通」だと思っているため、 その狂気がどんどんエスカレートしていき、 歴史上の悲劇かそれ以上のことになってしまうから、とのこと。

私的には本当に人間が滅ぶかどうか分からないし、 進化の緊急性なんてのもイマイチ実感できませんが、

「あなたの心の構造が変化しない限り、 あなたはいつまでも同じ世界、同じ悪、同じ狂気を繰り返す(P.62)」 というのは真理だと思うし、

すぐに滅ばずとも「狂気の世界」はずっと続き、 人々は自分の人生を通してずっと苦しむハメになり、 人生が終わるときも「オレの人生ロクでもない人生だった」 などと本心では思ってしまうのでしょう。

なんということでしょうか。

狂気の世界:人類の「普通の」日常

じゃあ「狂気の世界」って何なのという話ですが、 詳細は2章以降に嫌というほど書いてあります。

ここで一例を適当に挙げてみると、以下の通り。

こんな感じですが、これを読んで「そんなの人間として当たり前じゃないか」 なんて思った方が大多数でしょう。

だから言ったじゃない!「狂気の世界」を「普通」だと思っているって!

本書には、やれ第一次大戦だのスターリンの粛清だのポルポトの虐殺だのと載っていて、 「確かにこれは狂気だ」なんて思ってしまいますが、

現代人の大多数(かくいう私も)が普段からやっていることも充分「狂気」だし、 それこそが「人類が陥っている機能不全」であり、 個人的な不幸や歴史上の不幸は、全てこの「機能不全」から生まれるということです。

なので、そういう「普通」「当たり前」が実は狂気であり機能不全であり、 とんだ基地外沙汰だといういうことに、まず気付いてください。

「目覚めに不可欠なのは、目覚めていない自分を自覚すること。 人類に刷り込まれている価値観や思考パターンを自覚すること」 と本書のP.33にもあるように、

エゴの構造に支配され操られるエゴ・インチキまみれの自分自身、 周囲の他人、ひいては人類の無意識状態(エゴに操られている状態)に気付くことで初めて、

自分の内で「新しい天」への変容が始まり、 そして「新しい地」が現れるということでございます。

追記

ちなみに英語版の1章ですが、サブタイは” The Flowering of Human Consciousness”であり、 「人類の意識の開花」みたいな感じになっております。

私的には直訳の方が良かった気がします。

ニューアース英語版
英語版。大きい上に紙質があまりよろしくない。日本の製本技術はすごいと思った。

2章 幻は幻と気付けば消えるに続く。

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