今回はTwitterにて読者の方より紹介された本の感想文を書いてまいります。
その本は『反応しない練習』という、坊さんが書いた本。
Kindle版が紙媒体の半値だったので読んでみることにしました。
というか、殆どの本でKindleと紙媒体の値段が同じっておかしくない? 原材料費も運送費もかからないんだから、 この本みたいに半額にしろよと思うのは私だけではないはず。
そんなわけでザッと読んでみたのですが、内容は、
などとなっており、「何かニューアースに似てるな」というのが率直な感想。
異なるのは、「慈、悲、喜、捨の4つを心がけて生きましょう」等、
ニューアースには無かった余計なお世話指針が書かれていたり、
病や死も八苦の1つなのに、 それらについての具体的な話があまり書かれていないのは一体どういうことなの、 病に苦しんでいる読者にとっては必要なんじゃないの、などと思いました。
みたいなことが色々書かれていて、総合的に良い本だとは思うのですが、
私としては病や死についても言及されている ニューアースの方が良いなあと思いました。 (病と死は人の行き着く先だから)
ただ、本書は1回しか読んでいないのに対してニューアースは英語版も合わせて何度も読んでいるため、 この状態で両者を比較するのもどうかと思うし、 どちらを読んでも実践すべき解決策は結局同じなので、 どっちを読むかは人それぞれでしょう。
では、その実践についてですが、本書が気に入った人は、 続編の『反応しない生活』を読めばよろしいかと思います。 そちらには病に対する実践法とかも書いてあるみたいだし。
ただ、ニューアースの解説にも書いた通り、 人生における様々な苦しみの原因は突き詰めるとどれも同じなので、 実践方法は非常にシンプルで、
の3つで充分だというのが私の考え。
「観察する」「気付く」については簡単に述べると、
ということになります。
では「本当のことを語る」とは何かというと、本書の言葉を借りるなら、
妄想ではない、本当のことを語りましょう
ということ。
たとえば、生きていく上での悩みというのは、大抵が
仕事で失敗したから生きていけない、志望校に落ちたから生きていけない、 借金が1億円あるから生きていけない、フラれたから生きていけない…
みたいな感じでしょうが、 仕事で失敗しようが、志望校に落ちようが、借金が何億円あろうが、 フラれようが別に死にはしません。
だってそうなったからって、いきなり心臓が爆発したり、 空からギロチンが落ちてくるわけではないじゃないですか。
これが「本当のことを語りましょう」ということで、 大抵の悩み事の「どうしよう、もう生きていけない」というのは妄想に過ぎないということです。
なので、何かに悩んでいるとき、 「果たしてその悩みは本当のことなのか、実は妄想なんじゃないの」 などと自分に問いかけてみてはいかがでしょうか。
こういうことを書くと 「じゃあ致命的な病になった時はどうすんだ」という声が聞こえてきそうですが、 私ならば「死ぬのは別に悪いことじゃない」「早いか遅いかだけだ」 「誕生する前に戻るだけ」 なんて本当のことを語るでしょう(それでもやっぱり怖いだろうけど)。
こういう私の考えも、他ならぬ妄想であるから、 この辺は実際に経験した人に聞くしかありません。
以上、あらためて感想を書くと
ということで、今回はここまで。
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