前回の記事:はじめに
今回は本書の内容について、大まかに書いてまいります。
最初に申し上げてしまうと、著者が同じなので根本的な部分は同じなのですが、 ニューアースとの違いについても書いてまいります。
まぁ書くのはあくまで私個人の意見なので、 興味ある方は本書を原書なり日本語訳なりで読まれるのが一番でしょう。
まず内容についてですが、全編対話形式で書かれているので、 「表面上は」読みやすくなっております。
いずれ章ごとに内容をまとめて書きますが、大まかに書くと以下の通り。
こんな感じのことが全編に渡って書かれていて、解決策としては、
以上の内容が繰り返し繰り返し書かれていて、 これにて本書のまとめは終了!といえなくもなく、
読んでいて「書いてあることが何かニューアースと同じじゃないか」 と思ったのですが、著者が同じなので当り前でしょう。
あと、本当に同じことが何度も繰り返されていて、通しで読んでいるとゲンナリしてくるし、 5章6章7章あたりは「これいる?」というような部分があるのも確かで、
この辺は人それぞれだけど、 まずは1章から4章、あと6章4項のインナーボディの感じ方のあたりを何度も読み、 実践できるようにした方が良いのではないかと思いました。
ただ、読んでいて思ったのは、人間の普段の状態、 無意識状態が生み出すトラブルや日々の悲劇?について、 これでもかと書かれていたニューアースに対し、
本書では途中の4章に少し固めて書かれているだけで少々物足りないし、
何より、「今に在る」の方法が手を変え品を変え繰り返し書かれているのは良いのですが、
「まずは、自分が『無意識状態』『思考の奴隷状態』『今を敵視している状態』であることに気づこう」
という、ニューアースで何度も書かれていた「気付き」についてあまり書かれていないので、 何から始めれば良いのか分かりにくいと感じました。
※単に日本語訳の問題だけかもしれないが。 原書に頻出するobserveを「気付く」と訳せば気付き連呼になるので、日本語訳がズレていることになる。 こういう「ちょっとズレてるかな」という訳は数点出てくるが、「観察」でも「気付き」でもどっちでも良い気がしなくもない。
逆に本書は「思考が『時間』という幻を作り出している」「人生で存在するのは『今』のみ」 「人生と人生の状況は違う」等について、 ニューアースよりも分かりやすく書かれていました。
特に「時間は幻」「思考によりでっち上げられた時間により今を否定し、苦しみを生み出す」 という「時間」について繰り返し書かれているので、 ニューアースだけしか読んでいなかった私にとっては大いに参考になり、 またひとつ確信させていただきました(エ
要するに、本書とニューアースはそれぞれ一長一短があり、 何年間もニューアースばかり読んでいた私としては、
2冊を並行、互いに補完しながら読んだ方が「意識の変容」が発現しやすいのではないかと、 この期に及んで思ったのですが、この辺については人それぞれでしょう。
というか、本書もニューアースもどちらも長いため、 著者本人が書いたそれぞれの要点まとめ本がKindleに売っている(ただし英語Ver.)ので、 それらを繰り返し読んだ方が良いんじゃないかと最近思えてきたのですが、
要点まとめ本だけを単体で読むと何のことやらサッパリ分からないので、 やっぱり長い本書を何度も読み、備忘録として要点まとめを読んだ方が良いです。
以上、次回は前書きの内容について書いてまいります。
内容は読めば分かるので、原書にあるけど日本語訳で省かれた箇所等について書きます。
日本語版と異なる前書きに続く。
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