6章:冷静に判断できない脳

前回の記事:第5章後編:ドーパミンの仕業に気付く

今回は第6章。

要約すると「ネガティブになると、ますます深みにハマっていく」 という内容で、

不安、恐怖、後ろめたさ、自分を責める等の心理状態が、 いとも簡単に意志力を破ってしまうので、 一体どうすれば良いんだというお話です。

冷静に判断できない脳

まずは、ストレス下では脳は正常な判断ができないという話。

「落ち込む→気晴らしをする」のプロセスが、 「必ずしも」期待通りの楽しい気分になるとは限らないというのは 5章でも書かれていた通りです。

ストレスから逃れるために気晴らしをしても、 大抵は「もっともっと」や「ちっとも楽しくない」という結果になり、 食べることで効果的にストレス解消できたのは、たった116%、他はただ後ろめたさを感じただけ という集計結果も本章に記載されています。

それでは、なぜ効果無しと分かっていながら気晴らしなんてやるのか。

1つ目は前回出てきたドーパミンに操られているからで、 「ストレス→解消するために気晴らし」というパターンが構築されているからです。

2つ目はP.207にある通り、本当に効果があるストレス解消法として、 エクササイズ、スポーツ、礼拝、読書、音楽、マッサージ、瞑想などが挙げられており これらはドーパミンみたいに興奮するものではなく、 セロトニン、γアミノ酪酸、オキシトシンなどを活性化させるのですが、

ストレス下にある脳は、ストレス(緊急事態)により視野が狭まっているため、 「どうすれば本当に気分が晴れるか」に対する正しい判断ができないから。

要するに、ストレスを感じていない時は、 やけ食い、酒、煙草等は気晴らしにならないと分かっているが、 ストレス&ドーパミンの前では無駄で、自己コントロール、 意志力なんて吹き飛ぶというわけであります。

解決方法としては、映画や漫画とかでもよくあるように、 自分が「正常」を保っているうちに色々と備えをしておくことになります。 (本章の最後あたりでも出てくる)

恐怖管理

次は恐怖管理について。

恐怖管理とは何かというと

悪いニュース→(死の)恐怖→何でも良いから安心、安らぎを与えてくれるもの、 自分が強くなったように感じさせてくれるものにすがりつく

というプロセスのことで、 要するにニューアースでいうところの「エゴを強化してくれる幻想にすがりつく」 というものでございます。

これが「ネガティブなニュースを見るとショッピングで浪費」の原理とのことですが、 ニューアースを実践していればこんなものに管理されないと思うし、

事実、P.212には

という、ニューアース的な解決方法が書かれています。

あとは、悲惨なニュースは見ない!話題にしない!

本書に書かれている通り、これだけでも効果あります。

チャンプ(1979)

出演:ジョン・ボイト

P.208あたりに「『チャンプ』の死別シーンを見た人達は衝動買いする傾向にあった」 みたいなことが書かれていたので、そのチャンプについて少々。

この映画、世間では「最も泣ける映画」の一つらしいのですが、 私はあのラストシーンで唖然としてしまったし、 そもそもボクシングに関係する場面や伏線なんて殆ど無く、 ベタなホームドラマが延々と続き、

ラスト30分くらいで 「元嫁に帰ってきてくれと言って断られる→現役復帰→いきなり世界タイトル戦」 って、唐突過ぎて色々と無理があるでしょ!というのが正直な感想。

これを考えると『ロッキー』がいかに凄い作品か分かるしロッキーの方が感動できるし、 『真夜中のカーボーイ』の記事でも書きましたが、 私は年を取ってヒール役をやっているジョン・ボイトが好きなので、 本作のようなイモ男役には違和感を覚えてしまいます。(単に若い頃の作品観てないだけだろ)

良かった点といえば、父役ジョン・ボイトと子役の演技、 子が父をDadと呼ばずに終始Champと呼んでいたところ、 あとは子役が可愛らしい(ジョン・ボイトの実娘とは似ても似つかぬ程)ことくらいでしょうか。

Amazonプライム会員の人はタダで見れますが、 あまり面白い映画とは思えないので観なくて良いです。

※父子や家族に関する良質な映画を観たければ 『鉄道員(1956年のイタリア映画、断じでアレではない)』を観れば良いです。 テーマ曲も秀逸である。

以上、後編に続く。

第6章後編:自分を責めても無駄に続く。

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