興味関心を持つ:「東大脳」の作り方その3

前回の記事:「東大脳」の作り方その2

続きを書く気になったので前回の続き。

前回は「やっぱ読み書きソロバンよ」なんてことを書きましたが、 今回は「興味関心を持とう」というもの。

こんなもの、最早東大脳でも何でもないと思うのですが、 東大に限らず東工大だろうが一橋だろうが、その辺りの頭の良い大学出身者なら 当てはまることだろうと私が勝手に思っているので、書いてまいります。

「興味関心を持つ」とは何だ?

最初にことわっておきますが、別に「興味関心を持とう」といっても 「自分の嫌いなものについて調べろ」とか「嫌なものを無理矢理好きになれ」 ということではありません。

「興味関心を持つ」というのは「日常生活において何か疑問に思うことがあったらすぐ調べてみよう」という、 幼稚園児や小学校低学年に言い聞かせるようなことであります。 「調べてみる≒興味関心を持つ」やからな。

私の一例を挙げると、京都から山梨に左遷された当初、 晩秋で外は寒いので、休日に美術館や博物館巡りをしておりました。

※しかし何度も書いているけど、京都から山梨に左遷って凄えな。 菅原道真公なら身延線の鰍沢あたりで発狂しとるで。

そんな折、確か甲府南IC近くの考古博物館で展示物を見ていたとき、 縄文時代の集落跡地が甲府盆地の底ではなくその周辺の山々、 櫛形山とか甘利山とかの中腹あたりに点在していることに気づいたのです。

そこで学芸員さんを呼んで「何で甲府盆地の底に集落が無いんすか?山の中腹の方が鹿やイノシシがいたから?」 と尋ねたところ、「ああ、縄文時代は甲府盆地一帯は沼地だったんですよ」という答えが返ってきました。

※その後色々あって、武田信玄とかが釜無川の治水工事をおこなったりして現在の甲府盆地になったのは御存知の通り。 甲府盆地だけでなく諏訪盆地も同様で諏訪盆地一帯が諏訪湖だった。 なので諏訪の四賀あたりは現在も地盤沈下が進んでいると、諏訪大社本宮近くの博物館で見た覚えがある。

これを読んでいる人は「何だこんなこと」と思うかもしれませんが、 まさにこの「分からないことがあったらすぐ調べてみる」こそが、 地理の勉強0時間から1年間で東大合格レベルまで引き上げた私の秘密であり、 東大卒なら誰もがやっていること(多分)なのであります。

まさに「聞くは一時の恥聞かぬは一生の恥」であり、この諺は真理なのです。

現実を広げるのが容易な現代

このように、本当に幼稚園児や小学生に言い聞かせるような内容なのですが、 前回の読み書きソロバン同様、それを実践している人間は極めて少なく、 大抵の人間が分からないことをそのまま放っておくか、思考放棄しているのが現状なのであります。

というわけで、疑問に思うことがあったらすぐ調べ、 当サイト初期の記事じゃないけど「自分の現実、自分の世界」を広げましょう。

それが大したことでなくとも、そこから連鎖が起きる可能性が大いにあるのであります。

別に私の例のように他人に頭を下げて聞かずとも、 現代ではスマホですぐ調べられるじゃない!これを利用しない手はありません。 (まぁ最近は下らない結果ばかり出てくるので、検索してもマトモな回答が得られるとは限らんが… こんな検索結果しか出せないGoogleが頭の良い集団だとはとても思えない)

ともかく、何か疑問が浮かんだら、それがどんな下らないと思えるようなことでも、 手元にあるスマホやタブレットですぐ調べる習慣をつけましょう。 そうすれば、何か新しい世界が拓けてくることでしょう。

以上、手短だけど今回はここまで。

気が向いたら次回に続くかも。

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