前回の記事:経営が苦しい中小企業の経営者へ私から伝えたいこと
今回は、そんな経営者の下で働いている、従業員の人たち、 特にブラック企業の従業員の方たちへのメッセージです。
耳が痛いメッセージかもしれませんが、私の実体験に基いて書いていますので、 文句を言われても困るし、文句を言ったからといって状況が良くなるなら、 日本人は皆状況が良くなっています。
前回の記事の通り、やりたい放題やっている経営者の下で 働いている従業員の人は、毎日がつまらなくて苦しくて仕方ないでしょう。
私がそうだったので、よく分かります。 毎日がまさに「惰性と不満と苦しみの日々」でした。
ただ、気付いて欲しいのですが、経営者が違法行為をやったり 従業員をゴミの様に扱ったり、やりたい放題をやっている責任は、 「従業員の貴方にもある」ということです。
独裁者は一人で独裁者になるわけでもないし、 「主人‐奴隷」の関係は、奴隷が存在して初めて成り立つ関係です。
要するに、不満を言ったり口に出しながらも、結局何もせず、 経営者の暴挙を黙認している貴方にも、経営者と同等の責任があるということです。
前回書いた山梨での会社で体調を崩し、 流石に堪忍袋の緒が切れた私は、地元のユニオン(労働組合)に相談しに行きました。
どうすれば経営者を吊し上げられるか聞いたところ、 やっぱり労働組合をつくるのが一番とのことでした。
そこで、会社に対する不満、悪口を頻繁に言っている人たちに 「労働組合つくろうぜ!」と誘ってみたのですが、 「いや、そんなことしたら…」と言葉を濁したり下を向いたりして、躊躇する人間ばかりでした。
私のカリスマ性が皆無なのもまずかったのでしょうが、 全員が全員、ビビって動けないとは予想外でした。
文句や不満を言っているなら、それを打破できるチャンスがくれば、 そのチャンスに乗るのが人間として当然のことだと思っていた私は、 ただただビックリして、呆れるだけでした。
正直言うと 「ああ、こいつら、こんなんだからブラック企業に勤めているんだな」 と思ってしまったのです。
いきなり話は変わるけど、『最強伝説 黒沢』という漫画の終盤で、 黒沢や仲根たちがホームレスの為に必死に暴走族と戦っているのを ただ突っ立って見ているホームレス達が出てきましたが、
まさにあのホームレスか、それに劣る存在が ブラック企業の従業員なのだと思いました。ホームレス達は最終的に決起したし。
もしくは『無頼伝 涯』に出てくる人間学園の「犬の部屋」で調教されたみたいなのが、 一般的なブラック企業の従業員なのでしょう(何で福本漫画ばかりやねん)。
私は思考と行動を変えた結果、ユニオンの助けもあり脱出のチャンスに恵まれ、 ブラック企業という環境から「一抜け」しましたが、 現在もブラック企業で不満の日々を過ごしている人は、 いい加減、被害者面するのは止めてはいかがでしょうか。
よく幼稚園児くらいの子供が駄々をこねていますが、 被害者面してギャアギャア喚いて状況が変わるのは幼稚園児までだと自覚して下さい。
被害者面してママに助けを求めるのは止めて、 自分のケツは自分で拭くくらいの責任感を社会人になったら持ちましょう。
まずは「自分の住んでいる所+労働組合」で検索して 労働組合に加入したり、転職サイトに登録して マトモな職場を探したりしましょう。
その程度のこともできずに不満を言ってばかりでは、 状況は全く変化しません。
最後に、前回も話した京都のブラック会社についてですが、 私が辞めた1年後、ついに圧政に耐えかねた人たちが労働組合を結成しました。
上場企業だったので、それくらいの気概を持った人もまだ存在していたのです。
そして、雇われ社長を吊し上げ、サービス残業を止めさせ、 日経に出していた下らない広告もストップさせました。 会長が祇園で遊ぶ回数も減ったのではないでしょうか。
※というか、「次は会長だ!」と組合が騒いでいたら、 それがキッカケの一つとなり会長がくたばった。 あのときは嬉しくて祝杯をあげたものだ。
労働組合をつくるのに、法知識などは必要ありません。
ただ頭数が揃うだけで、労働組合は成立するのです。 法律的なことは、はユニオンの人が教えてくれるのです。
だから、何としても現状を変えたいという人、 経営者に目にモノを見せてやりたい人は、是非とも地元のユニオンに加入して、 労働組合を結成してみてください。
このサイトを読んでいるということは、 あなたにはそれなりの頭脳と気概があるということでしょう。
あなたの周囲に同等の気概を持った人が何人いるかが最大の問題ですが、 経営者が一番恐れているのは労働組合の結成なので、やるだけの価値は充分にあります。
まぁ何にせよ、今すぐ被害者意識を捨てて行動しましょう。
私のように結成できずとも、 地元のユニオンを後ろ盾にして経営者や腰巾着共とやりあえばよろしい。
私がブラック企業脱出直前に言われた言葉ですが、 「たかがブラック企業のために、君の人生潰されても良いのかい?」 ということです。
今こそブラック企業から脱出しように続く。
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